第24話

普通の家族とは、少し違う感覚かもしれない。

というか、普通の家族って何だろう?


断片的に残っている記憶は、2、3歳の頃に古いアパートで、猫を追いかけてか、何かしてブロック塀とブロック塀の隙間に入り込んで挟まり、ワンワン泣きじゃくってる記憶、猫がコタツでウンチして誰かが怒ってる記憶、裸足で外で駆け回り、ガラスのカケラを踏んで足の裏を切って血だらけなった記憶。

思えば、あの頃は、何にも考えなくて良かった。


今でも考えて無いだろう?って、言われそうだけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る