第20話

何をしてるのかと。

DVの疑いもある、経済的DVもある。

家には帰せないじゃん。

かと言って、俺が全部を面倒は見れない。

なので、市役所に相談した。

結果、世帯分離せずに、母だけ生活保護申請が出来るという。

申請は通り、生活保護費で賄われる施設を探してもらい、そこに入苑した。

母の目の前で、役所の職員と、入苑する職員、俺とで話しはするが、何の話しなのか気にはなっても、話しの輪には入れず、子供みたいに癇癪を起こす。

住んでいた団地や、地域の自治会の会長まで、就任していた人がこんなになってしまうなんて、認知症とは、恐ろしい。

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