何処に往く

ジャストーン

第1話

仕事をしていると、電話鳴る。

出ると、施設に入っている母の食事量が、

今まで食べていた1割から2割に減ったという、

施設の職員によると、経験上、もって一か月。

早ければ、一、二週間だという。

今までそれ程、気にしていなかった、

何時迄も生きているものだと思っていた。

ただココロの何処かで、自分を認識してくれなくなっていたので、

寂しくも、諦めもしていたかもしれない。

だから、ソレを聞いても、ココロの何処かで、

他人事の様な気がしていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る