僕の人生観。前向きなエッセイ

原氷

前向きに生きたい。

生きるのに、何も生きがいなんていらないと思いつつ、生きがいがあった方がいいだろうなあ、なんて思う。こんな調子で話しても、人は私をただの平凡な人だと思うだろう。そして実際、文学に恋をした、平凡な人間だということ。

 精神病は大変だ。付き合っていくのは大変だ。執筆とか、Youtubeとか一応活動はしている。それが生きがいっちゃ、生きがいなんだなあ。

 美しい詩に触れると、やっぱりいいなって思う。カタルシスを覚える。魂の。

 いい小説に巡り合うと、やはりこうなりたいと願う。私も小説家、詩人として胸を張れるようになりたいなあ。

 人生をシンプルに考えるのも大事だけど、人生の複雑さを解き明かすのも大事だと思っている。ライフは私の心の中で形成される。

 何も立派な人間だけが価値があるなんて思っていない。私はもちろん立派な人間じゃない。立派な人間じゃないけど、何かしらの意味を人生に持ちたいと思っている。それが嘘だとは言わせない。

 詩人こそ高貴な敗北者じゃないだろうか。詩人は浮世離れして、楽しんでいる。詩の世界に来てくださいよ。いろんな詩人がいるんだから。

 雑誌に名前が載ったり、新聞に名前が載ったりするたびに、嬉しくなる。ああ、自分のやってきたことが形になったなあ、と実感するんだ。たとえ、精神病棟出身でも、それなりに頑張れるんだ。

 なるべく前向きなエッセイを書きたい。いつだってそうしてきたんだから。これからだって、出来るさ、きっと。

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