それは弱ペダの如く
二年に一度くらい『今年こそはダイエットしよう』と決心するでお馴染み、どうもlagerです。
ダイエットに関する知識だけは増えていきますが、なかなかお腹周りの肉がなくなりません。
そして今年も夏の到来を前にダイエットを決意した私ですが、今までの自分と違うのは、ついに機材に頼りだしたところです。
はい。買いました。
エアロバイク。
『そういう器具を使って痩せられる人は使わなくても痩せられるし、それを使わないと痩せられないと思ってる人は使っても痩せられない』とかいう持論を語っていた過去の自分を殴りたいです。
中国製のやっすいものを通販で買ったところ、組立式だったんですけど、説明書が全て英文の上、写真の解像が酷すぎて何も判別できず、ひたすら英文を解読しながら一時間半かけて組み立てました。
やっててよかった、義務教育。
詳しいダイエットメニューは省略しますが、職場のパソコンにこっそりダイエット計画ファイルを作成し、毎日腹囲を測って記録をつけてます。目指すは夏の健康診断。
さて、そんなことを3週間ほども続けていた私に、先日とある人物から電話がかかってきました。
『lagerさんさぁ、○○ラーメンって行くことある?』
『行かないけど?』
それは会社の先輩で、かつての上司で、今は別の職場にいる人物でした。仮にDとしましょう。
Dは私でも知ってる有名チェーンの名前を挙げ、最近自分が◇◇市にあるそのチェーンの店に嵌ってることを突然語り始めました。
いや、これ仕事の携帯なんだが? 私もDも普通に仕事中のはずなんだが?
なんでもそのチェーン店は店舗による裁量が大きく認められているらしく、店によって味がかなり違うのだとか。
そして、◇◇市の店舗はそのチェーンの中では一番美味いと評判なんだとか。
ちなみに、◇◇市までは私とDの住んでる所から車で一時間半ほどかかります。
『へぇ。そうなんだ』
『一緒に行かない?』
『(めんどくせぇぇぇぇ)いいよー。いつ行く?』
『今日』
『今日!?!?』
私たちの職場、終業は19時半。つまりこのDという人物は、仕事が終わってからラーメンを食べるためだけに一時間半かけて遠征に行こうと誘っているわけです。
嘘だろ。
まあ。
まあまあ。
まあまあまあまあ。
そりゃね、お互い独身ですから、自由な身の上ですから、行けることは行けますよ。
最近職場が変わったせいであんまり話もしてなかったし、まあまあたまにはいいでしょうと。
というわけでDの車に乗せてもらい行ってきました。
途中『いや、このナビはおかしい。さっき自分で調べたから。この道は直進だから』と自信満々にアクセルを踏んだDが案の定道を間違え、やっぱりナビに従うべきだよね、と掌を返したところクッソ狭い上にデッコボコな道を案内するというナビの復讐にあうなどのハプニングもありつつ、無事に到着しました。
15分で食べて店を出ました。
だってすごい混んでたんだもの!
あんな雰囲気で長居できないよ!
でもめちゃめちゃ美味しかったです。
スープの旨味が暴力的。
チャーシューも良い具合。
醤油豚骨だったんですけど、厨房で複数の丼にびっしゃんびっしゃん背脂を撒き散らしててヒェッとなりました。
そりゃ美味いよ。体に悪いものは美味しい。間違いない。
自分だけだったら間違いなく行くことのなかった店なので機会をくれたDには感謝です。美味しかった。
そして、10時半頃帰宅した私は部屋着に着替えると、おもむろにエアロバイクに跨りました。
さあ。
ロックンロールの始まりだ。
うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
なかったことに!
なかったことに!
消え去れぇぇぇ!
カロリぃぃぃぃぃ!!!
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