第24話
「お疲れ様!魔獣狩りは順調?」
「うわっ!マリーナ姉さんか。急に現れるからびっくりしたよ!
魔獣はまだ30体くらいしか狩れてないよ。リスとかネズミとか小型のやつばかり。
マリーナ姉さんはどうだった?」
「うん、土地を買ったわ。」
「は?魔獣は?」
マリーナは、魔獣100体を10分かからずに狩った後、ダンジョンを出て、中心街に雑貨店を建てる予定の土地を探しに行ったこと、良さそうな土地をさくっと購入したことを話した。
「明日後悔しないように、今日できることを早くやりたいじゃない?」
「マリーナ様、素敵ですね!次はボクも付いていってよろしいですか?」
「俺も行く!」
「2人とももちろんいいけど、まずは魔獣を
狩りましょう。クロウの訓練も兼ねているからね。
魔力をガンガン使うと、自然に強くなっていくのだと思うけれど、どうだった?」
「うん、ラビのおかげで、なくなったMPをすぐに補充してもらえたから、ずいぶん魔力量が多くなったように思う。」
「マリーナ様、クロウさんの魔力量は1日で倍に増えたように思います。」
良い調子ね。このまま続けていきましょう。
◆◆◆◆◆
次の日、クロウが魔獣狩りに勤しんでいる側で、マリーナは雑貨店で売るものを考えていた。
ラビのポーションに、特製の化粧水や美容液に、シャンプー類やボディーソープも外せないわね。前世にあった良い匂いのするものを作りたいわ。
せっかくだし、女性向きのお店にしましょう。
魔物よけの香水とかも作れたらいいわね。
月のものを快適に過ごすためのグッズもあったらいいな。
いろんなものを作りたいわ。
マリーナはお店の構想に思いを馳せていったのであった。
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