第46話「龍神と風神」
龍善は風神の短ランの仕上がりに
満足をしてボンタンを履いていた
涼が
『いいじゃねーかよ、カッケーな』
と言い、俺は
『おーいいなぁ、
何か龍神やめて雷神になろうかなぁ』
と言うと
涼が『バカ言うな』
と突っ込んできたので
『龍神と雷神やろうかなぁ』
と言っても
今度は龍善が
『無茶苦茶言うな、やるなら俺が風神と雷神だな』
と言ってきたので
『お前もふざけんな』
とつっこんだ
店内にいいベルトがあった
『紫色のベルトいいのあるじゃん』
と言うと
龍善が
『ふーん、俺は白だな』
『よくあるヤツ』
『うるせーな』
と店内で喋り終わり
龍善が代金を払うと
店員が
『最近じゃ制服に刺繍入れるのも
減ってきてねー、また来てよ』
と言うので、
俺が
『俺この龍神入れたし
白ランも買うよ、特攻服も
ここで買って刺繍も入れるから
あの紫のベルトちょうだい』
と言い
龍善も
『俺もまた来るから白いベルト』
と言い
涼が
『無茶言うなよ、なんだよちょうだいって』
と笑ってつっこむと
店員が
『約束だよ?お得意さんだし
ベルト一本ずつサービスするよ』
と言ってくれた
『やったね!!ありがとう
また来るよ』
と言い店を出た
3人でバカ話をして笑って
タバコを吸っていると
また絡まれた
金髪パンチパーマと坊主頭が
『お前らどこの族だ?
俺等は鬼貴族だ』
涼が
『ださっ、チーム名でビビらせようと
してんのバレバレなんだよ、
俺たちじゃ絶対しねーな』
金髪パンチが
『ぬぁんだとこの金出して土下座しろ』
と首を上下に振りまくって、
近づいて来る
俺は
『何でこうゆう系のヤツって無防備に
近付いて来るんだろうなぁ』
と言い
龍善も
『この前のヤツも金がどうとか
こいつらホームレスか?』
俺は
『涼ー下がってろ、ちょっとやりたい
喧嘩の仕方があるんだわ』
と笑い
金髪パンチが
『なめてんじゃねー』
と殴りかかってきたので
殴りかかってきた手首に向かって
思いっ切り殴った
“ゴッ"っと音がし
あーちょっとずれたなぁと思い
『クソガキー』と
もう一度殴りかかってきたので
『よっ』と言いながら
手首の骨にカウンターで完璧に当たり
金髪パンチの手首は
『グアア』と言いプランプランになった
俺は
『んーこんな感じか、ほらもっと来いよ、
ガキ相手にビビってんなよ』
とあおり
警戒してローキックできたので、
スネの横をカウンターで思いっ切り蹴り
金髪パンチは倒れ込んだ
俺は
『んーカウンターで威力倍増だし
使えそうだなぁ、この技』
龍善と涼が
『オリジナルで思い付いたん?
あれ相手の骨折れるな、それに攻撃
すると、そこをカウンターされるのは
精神的にも辛いわ』
『ああ、オリジナルで思い付いた、
どっかの格闘技でこうゆうのあるかも
しれねーけど、思い付いたんだわ、
名前付けようかなー、
龍神スペシャル』
『ダサっ』
と笑った
『龍神カウンター』
『なんか違うなぁ』
と笑っていると
もう1人の坊主を忘れてた
龍善と涼が
『お前忘れてたわ、悪いな、
タイマンでやってやるよ、早く来いよ』
と言ったが
『うるせー、お前ら覚えとけ』
と逃げそうだったので
龍善が
『じゃ忘れねーうちに』
体の真ん中心臓の辺りを殴り
左手でみぞおち
心臓、みぞおちと
胸とみぞおちに空手の正拳突きを
クソ速い速度で殴り続けると
倒れ込み、丸まって動かなくなった
俺は
『何あれ?えげつねーな』
涼も
『息出来ねーだろーなーあれは』
龍善は
『思いっ切り殴るだけってのも
ストレス解消になるわ』
と言い笑いながら
俺は
『何だっけこいつら?、ああ鬼貴族
だっけ?まぁいいや、いい歳して
ダセーからカツアゲとかすんなよ』
と言い
俺は
『涼を単車で送ってそのまま
帰ろうぜ龍善』
と言い
『ああ』
とエンジンをかけ、吹かしながら
走り、涼の家の近くでエンジンを切り
涼に『また明日な』
と言い
涼が『ありがとうな』
と言い合い
エンジンをかけ、離れるまで
吹かすのをやめて、家が見えなくなった
ので吹かしながら、地元まで
俺と龍善は
1つも赤信号を止まらず走り
爆音で帰ってきた
いつもの単車置き場に単車を隠し
タバコに火を付け
『ふーっ、なあ龍善ー、あの辺マジで
絡まれるなー、よえーくせに』
『横須賀は地元意識が強いらしいから
多元のヤツを受け付けねーんだろ』
『それはまぁいいとしてもよ、
カツアゲ目的多すぎ、俺生まれが横須賀
だけどよ、親戚とかあんな金金言わねーよ』
『それは性格とかチームの特徴だろ、
聖川は湘南だけど冷静だし』
『ま、でも中学入りたての頃は
カツアゲしてたな龍善』
『皆んなガキだったしな』
『つーか、龍神と風神背負ってたから
来るかもなアイツら』
『間違えて梁山行くかもな』
あっはっはっ、と爆笑し
『あーあ、そろそろ帰るか』
『またな、陸』
今日の話、くだらない話をして
帰った。
アイツらがその後一生忘れない
事をするとは全く思わなかった
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