騎士団


【騎士団について】

 騎士団とは言いながらも、いくつか種類があるが、主な騎士団は近衛、王城、神殿の三つ。そのうち、各騎士団長を筆頭に、副団長や各班長と副班長、団員と最後に見習いで構成されている。

 騎士団の本隊とは、主に王城の警備を行う王城騎士団と王族の護衛を行う近衛騎士団所属の騎士のことであり、分隊とは主に城下町や各街町村の警備を行っている騎士たちのことである。

 神殿騎士団はその名の通り、神殿の警備と御子の護衛が主な仕事となっている。


 だが、数少ない空間魔導師(キソラたちのことである)が国内にいる上に進路の件もあるため、近衛・王城騎士団と神殿騎士団がそれぞれを取り込もうと動くこともある。

 キソラ曰く、兄であるノークの卒業が迫ったときほど勧誘が怖いものは無かったとのことだが、そもそも近衛・王城騎士団と神殿騎士団では付いている者が違う。

 近衛・王城騎士団側は言わずもがな王族であり、神殿騎士団側は大司教を筆頭とする者たちである。

 アースフィード国にいる空間魔導師はキソラと兄であるノークだけなのだが、ノークはすでに王城騎士団の所属のため、神殿騎士団としては、何としてもキソラを取り入れて、均衡を取ろうとしているのではないかと推測されている。

 それでも、最終的な決定権はキソラ本人にあるため、いくら外堀を埋めたところで、結局はキソラの決定に従うしかない。もし可能なら、騎士団以外では魔導師団へ、という手もあるが、こればかりはどうなるのかは不明。


 ちなみに、キソラの決めたことを無視して強硬した場合、ノークと保護者三人に加え、王族とエターナル家(本家)まで敵に回すことになるので、彼らとしてはそんな馬鹿な真似をする輩がいないことを祈っていたりする。


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