第6話 花束とカササギの歌(GM:はるかず)
【成長報告】
GM:今回の冒険に出る前に、成長確認だけ、お願いします。
ルート:生命力が更に上がって23に。あと一つでボーナスが増えますね、それだけです。次の方どうぞー。
リゼロ:器用度が伸びて、22になりました。私もあと少し。
リゼロ:あと、スカウトを4まで伸ばしました!今回は狩人の話なのに!
GM:狩人辞めちゃう?
リゼロ:やめません!
【シナリオ開始】
GM:それでは第6話目になるセッション、『花束とカササギの歌』を始めていきます。
GM&リゼロ&ルート:よろしくおねがいします!
GM:ルートがリゼロに、師匠との思い出を話しています。それは前回の過去編のお話の事ですね。
ルート:「……ということがあってさ。先に旅に出たレッドを、師匠を探したいっていうのも、俺の冒険の目的なんだ」
リゼロ:「はいはい、昨日の夜からずっとそれなんだから」
ルート:「どこかで死んでるかもしれないと思ってたけど、やっぱりそんな事はなかった。とうとう手掛かりが見つかるなんて」
リゼロ:「私の事より、ずっと師匠のハナシばっかりしてるのよ。グスタフさん、嫉妬しちゃうでしょ」
グスタフ:「でも、俺の話はお前達しないだろう」
全員:(笑)
ルート:「リゼロ、ありがとう!リゼロとグスタフさんのおかげだよ!」
と、目を輝かせて話しています。
グスタフ:「ところで、いつ出立するんだ?」
ルート&リゼロ:「!」
グスタフ:「もしかして、話してないのか?」
ルート:気まずそうに。
リゼロ:「どういうことなの?ルート?」
ルート:「実は……この情報が手に入ったら、リゼロにも話をするつもりだった」
ルート:「だけど、あんまり時間がないみたいで。急がなくちゃ、いけないんだ」
ルート:「良ければ、一緒に来てほしいと思ってる。でも、無理はしないでほしい」
リゼロ:「私、その話もっと気楽な話だと思ってた……」
ルート:「何度か蛮族退治もしてるし、リゼロと色々冒険もしてるけど。俺は、まだまだ弱くて」
リゼロ:「分かってる。分かってるの」
ルート:「あの時みたいに、守れなかったら。この街の人達に、申し訳が立たない」
リゼロ:「分かってるから……!」
ルート:少しの間をおいて。
ルート:「……グスタフさんが言うには、8月に開かれる港町に向かったと言われている。今は4月。その港の船が出るまでの旅で4か月。今から出立しないと、間に合わない。」
リゼロ:「どうして?港だったらいつでもあいているじゃない」
ルート:「その港町は、8月以外は海が凍って入れなくなってしまうんだ」
リゼロ:「!」
ルート:「師匠はその町に行ってしまう。もし、その開港された時期を逃せば……もう」
リゼロ:「お願い、考えさせて……」
ルート:「時間がない。明日の朝焼けが来るまで君を待ってる」
リゼロ:ダッと逃げ出すようにグスタフさんの店から出ていく。
GM:二人の間にはもう時間がないのに。しかし心ばかりが離れていくようでした。
ルート:「リゼロ……たとえ来れなくても、恨まないよ」
リゼロ:森を散策しています。ぼんやりと、足元だけをみながら。ぽつぽつと。
GM:そこは貴方がずっと育ってきた思い出の森なのでしょう。
GM:その懐かしい森で、あなたに覚えのある香りがします。
GM:花の香り。それはピエリスという、二人の出会いの思い出の花でした。
GM : リゼロはその香りに、ルートと出会った時のことを思い出します。
GM:と言う訳で、また場面を過去編に。
リゼロ:はい。
ー出会いの物語ー
GM: 賑やかな、街の喧騒。様々な花が色づいて、喜びに満ちたように咲く頃。
このロッテの街に到着した商団と、それを迎える人々。互いの無事を喜び、讃え合う声。
その中に、この商団を護衛してきた青年と、この商団の代表者がおり、話をしています。
GM:商団長:「ほんとうにありがとう、傭兵さん。助かったよ、これが報酬だ」
と、他の者に腕の動作で指示を出し、荷物をほどかせ、青年の前に幾らかの報酬を差し出す。
GM:ルート:「や、どうもありが―」
GM : 青年が受け取ろうとした時。
キュイ!キュイ!と、一羽の鳥が報酬の袋を掠めて攫って行ってしまう。
GM : ルート:「―え?」
GM:しまった、とルートが顔を上げて見ると。高い木に止まって、報酬の袋を巣の一部にしようとしている、長く青い模様の入った翼を持つ鳥が見て取れた。それは我々の世界で言うカササギで、それより少し大きい、だけど普遍的な鳥だった。周囲にはそれを見ていた者もおり。笑う声も聞こえる。
GM : ルート:「……参ったな」
と、どうしたものかと見上げていると。
えい!と威勢のよい、明るい少女の声が聞こえた。その声と共に放たれた矢が、カササギの留まる木の枝に見事に命中する。
驚いたカササギは飛び上がって、咥えていた袋を落とし―それを、一人の少女が見事にキャッチした。
GM : その光景を見ていた周りからは感嘆の声が上がる―勿論、ルートも。
GM:ルート:「おお……すごい」
少女は、報酬を鳥に掠められてからの出来事を呆然と眺めていた青年―ルートに振り向いて。
GM:少女(リゼロ)「ちゃんと見てなきゃダメよ、冒険者さん」
そう声を掛けたのは。ラナンキュラスの花のようにグラデーションの鮮やかな髪色をした、弓を持った少女だった。
ルート:「あ、ああ、ごめん。ありがとう、いい腕をしてるんだね」
リゼロ:「ずっと練習してきたからね。こういう時に使えなきゃ意味ないわ」
ルート:「……カササギに当てないように、したんだよね」
リゼロ:「気づいてたんだ」照れくさそうに
GM:少女は青年に、先程の種類の鳥はこの時期になると、巣作りと子育ての時期が重なるために色々な物を持っていく事、それを煩わしく思う者も少なからず居る事、そしてその様子を見て、街のレンジャー達で環境保全を行っている事を話してくれます。……という感じで、お二人は情報共有しました。
リゼロ:「カササギ、好き?」
ルート:「まぁきらいじゃない、かな」
リゼロ:「ええ~?嘘」 ちょっと意地悪気に笑う
ルート:「さっき報酬を取られた時は、少し嫌いになったかも。でも」
ルート:「でも、罪はないと思うから」
リゼロ:「そうだね。偉いね」
ルート:少し後ろめたそうにしつつ。
ルート:「君はレンジャーとして仕事をしてるんだっけ。君のほうが偉いよ」
リゼロ:「そう?うーん、カササギをいじめるやつがいるのよね」
リゼロ:「私も、それを見てるのは嫌だし、協力してるの」
ルート:「そうか、そういうことなら。さっきのお礼に手伝うよ」
リゼロ:「ホントに?私も貴方がいいわ!」彼女は決心したように、ルートに依頼をする。
リゼロ:「なにより、命を奪うことに躊躇いがあるのがいいの」
ルート:「(俺のは、そんな褒められるものだろうか)」
ルート:「期待には応えたいな」
リゼロ:「狩人にとっては大事な気持ちよ。あなたにはそれがある」
ルート:「それじゃ、今は狩人になったつもりで。カササギを見守ろう」
リゼロ:「うん、見守っていきましょ」
GM:では場面を移します。その場所はリゼロが既に知ってますね。
リゼロ:「一緒に来て、案内してあげる」
GM : ルートとリゼロは、一緒に森へ入りました。
GM : 二人は、カササギの巣が荒らされていないか点検に行きます。
リゼロ : 「場所としては5つあるの」
リゼロ : 「1つ1つ見回って、荒らされてないかを確認していきたいのだけど、できるかな?」
ルート : 「森の中を行くのは、子供の頃から慣れてる」
リゼロ : 「それならよかった」
リゼロ : 「カササギについて歩きながら説明するね」
リゼロ : 「集団で群れない鳥で、巣を作ってつがいになる鳥なの。よく、夫婦円満の証とかいわれてることもあるわ」
リゼロ : 「あ、ほら、見えてきた。一個目よ」
ルート : 「この辺りの自然の事に詳しいんだね」
リゼロ : 「小さいころ、お父さんは狩もやっててね」
リゼロ : 「よく森に連れて行って、私に動植物の事を教えてくれてたわ」
リゼロ : 「今は……いないけど、あのころの体験が今も生きてるのかもね」
ルート : 「そうなんだね。ここの事は詳しくないから、君を頼りにするよ」
リゼロ : 「任せて」
GM : では一個目の巣のイベントです。リゼロが指差したところには、巣が一個ありますね。球の形をした枝で出来た巣です。
リゼロ : 「枝を使って球状の巣を作るの。ほら見て、隙間があるでしょ。あれが入口!」
ルート:「へぇ、初めて見たかも」
リゼロ : 「あなた、木は登れる?」
ルート : 「確か、何度かやったことある」
GM : 冒険者レベル+敏捷でやってみましょうか。目標値は9です。
リゼロ : 私はレンジャーで振るね。
リゼロ : 2d6+4 レンジャー敏捷 登攀 (2D6+4) > 5[2,3]+4 > 9
リゼロ : おっと危ない。
GM : ルートもどうぞ。
ルート : 冒険者+敏捷だね、了解。
ルート : 2d6+5 (2D6+5) > 9[6,3]+5 > 14
GM : するするっと器用にのぼれました。
リゼロ : 「上手いじゃない!」
ルート : 「久々にやったけど、感覚を覚えてるもんだね」
リゼロ : 「子供の頃やったのって、意外と体に残ってたりするよね」
リゼロ : リゼロは巣を確認します。
GM : あなた方は2mくらいの高さにある巣を確認しました。特に荒らされた跡はなく無事なようです。
リゼロ : 「ここは、大丈夫なようね」
ルート : 「みたいだね。良かった」
GM : ホッとした二人は、次の巣に向かうこととなります。あと、下りるのに判定はいらないです。
リゼロ : 「次、行きましょうか」
ルート : 「ずっとこの調子だといいな」
リゼロ : 先に下りて、後で下りてくるルートの、手を取って危なくないようにします。
ルート:「おっと、ありがとう」
リゼロ : 「そういえば、名前きいてなかったね」手を取りながら
リゼロ : 「私はリゼロっていうの、貴方は?」
ルート : 「俺は、ルート。原点に立ち帰られるように、って親に貰った名前。意味は解らないけどね」
リゼロ : 「原点……かあ、なんだろうね原点って」
リゼロ : 「私の名前は、物語の主人公からつけられてるんだって」
リゼロ : 「お母さんが物語が好きな人だったから」
GM : 自己紹介を済ませながらも、貴方達は次の巣に向かって歩いて行きます。
GM : もう2個目の巣は3mくらいの高さにありますね。
GM : 先ほどと同じ冒険者敏捷で判定をどうぞ。目標値は10。
リゼロ : 「私から登るね」
リゼロ : 2d6+4 レンジャー敏捷 登攀 (2D6+4) > 8[4,4]+4 > 12
リゼロ : 「よっと」
リゼロ : 「ほらー、登ってきなよー!」
リゼロ : 3m頭上から声がします。
ルート : 「ああ、今行くよ」その声に向かって。
ルート : 2d6+5 冒険者+敏捷 登攀 (2D6+5) > 4[1,3]+5 > 9
GM : あ。
GM : 落ちますね。
GM : 3mなので、×3の落下ダメージかな。9点。
GM : 防護点は、現在のじゃなくて、初期のでお願いしたいです。
GM : 過去の出来事なので。
ルート : 受け身判定で対応したいのですが、可能ですか?
GM : できます。
ルート : では、受け身判定しますね。
GM : どうぞ。
ルート : 2d6+4 スカウト+敏捷 受け身判定 (2D6+4) > 12[6,6]+4 > 16
ルート : お、自動成功。
GM : これは全部打ち消しましたね。素晴らしい受け身でした。
リゼロ : 「わ、大丈夫?」
ルート : 「ああ、手が滑ったけど、普通に着地できたよ」
ルート : くるん、と身を翻した、とかかな。
リゼロ : 「よかった……!」
リゼロ : 「巣は確認しておくね」
GM : 巣は無事なようです。
GM : 確認が終わるとリゼロがすぐ下りてきますね。
リゼロ : 「さっきの凄かったよ。宙返りして着地してたね。猫みたい」
ルート : 「手が滑ってからの、苦し紛れだったけどね」
リゼロ : 「謙遜しない!」
リゼロ : 「ほら、次行きましょ!」手を取って走り出す
ルート : わ、と体勢を崩しそうになりながらも、無意識に手を繋いだまま駆けてますね。
GM : はい。巣の3個目、流石に高い木のようで4mですね。目標値は12。
リゼロ : 「さすがに高いなあ……!」
リゼロ : 木の大きさに驚いてます
リゼロ : 「どっちが先に行く?登れる自信ある?」
リゼロ : 少し悪戯っぽい笑みですね
ルート : 「ん、やってみようか。今度は登ってみせる」
ルート : 巣の位置を確認して、息を整えつつ。
リゼロ : 緊張した面持ちで見てる
ルート : 2d6+5 冒険者+敏捷 登攀 (2D6+5) > 10[4,6]+5 > 15
ルート : よし。
リゼロ : 「お!すごい!」
リゼロ : 「じゃあ……私も!」
リゼロ : 2d6+4 レンジャー敏捷 登攀 (2D6+4) > 5[4,1]+4 > 9
リゼロ : 「あ!」
ルート : 咄嗟に助けられないだろうか、厳しいかな。
GM : 冒険者+器用。目標値9でやってみましょうか。
GM : とっさに手を伸ばして、捕まえられたかどうかです。
ルート : 2d6+4 冒険者+器用 (2D6+4) > 9[4,5]+4 > 13
GM : ではキャッチ。
GM : そのまま引き上げるのも可とします。
ルート : 「リゼロっ!?」
リゼロ : 「――っ!」
ルート : 思わず名前を呼び、手を伸ばし。
ルート : そのまま引き上げます。
リゼロ : こわかったのか、ひしっとルートにしがみつきます。
リゼロ : 「はぁ……び、びっくりしちゃった。ありがとう」
ルート : うまく掴めたことに安堵しつつ。
ルート : 「い、いや……届いてよかった」
リゼロ : 「ルートくん…………あ!ごめん、くっついちゃって」
リゼロ : あわわしてます
ルート : ルートも(参ったな)と、照れくさそうにしてる、かな。勿論まんざらでもない。
リゼロ : 「……ほら、巣、見なきゃ。ね」
ルート : 「ん、そうだね」
GM : 巣を確認するとですが、巣自体は無事ですが中に番のカササギが居ません。
リゼロ : 「どうしたんだろ、この時間帯にはだいたいいるはずなのに……」
リゼロ : 「ルート君。ちょっと見回りに行ってくる。もしかしたら、いじめられてるかもしれない」
ルート : 「だったら、俺も行くよ」
リゼロ : 「本当!?ありがとう」
リゼロ : 下りて、周りを見回りたいです。
GM : OKです。場面を変えます。
GM : 森の湖に出ます。ピエリスの花が満開に咲いた場所です。
リゼロ : 「いい香り……」
リゼロ : 「絵画みたいな世界ね……この森からここだけが、美しい場所を切り取ったみたい」
ルート : 「そうだね……花の甘い香りもするし。綺麗だな……」
GM : カササギの声が聞こえます。他の鳥も、この湖に集まっているようです。満開の白いピエリスがじゅうたんの様にしきつまっています。森の青緑と混ざって神秘的な風景です。
ルート : (PL)アセビの花って、形も可愛いよね。
リゼロ : (PL)検索したら、小さなつつましやかな花だった
リゼロ : 「あ、カササギ……」
GM : カササギは互いに身を寄せ合い、枝にぶら下がって湖を見ているようでした。
リゼロ : 「なんだ、デートだったの」 心配していた気持ちがリラックスする。
リゼロ : 「ルート君。私たちも、ちょっと休憩しましょうか」
ルート : 「そうだね。無事だったみたいだし」
リゼロ : 「靴脱いで!足つけると気持ちいいよ!」
リゼロ : 湖に走ってく
ルート : そう聞いて、少しばかりの好奇心。誘われるまま靴を脱いで、少女の隣に。
リゼロ : ぱしゃぱしゃと湖の水の冷たさを楽しむ
リゼロ : 「アップルパイ持たされてたの、半分あげるわ」
ルート : 「え、いいの?」
リゼロ : 「もちろん。おいしいは分けないと気持ちでおいしさが減っちゃう」
ルート : 「自分も保存食の木の実を持ってるから、わけよっか」
リゼロ : 「え!ありがとう」
ルート : 「こちらこそだよ。とても美味しそうだから、釣り合うかわかんないけど」
リゼロ : 「ぜんぜん、むしろ豪華になったよ」
リゼロ : リゼロは本気で嬉しそうですね。
リゼロ : キラキラしてます。
ルート : 近くで見るその表情にどきっとしつつ。
ルート : 「まぁ、うん……改めて、ありがとう。大事に食べるよ」
リゼロ : 「じゃあ、いただきます!」 手を合わせて
ルート : 「いただきます」
リゼロ : 食べながら、もくもくしてる。
リゼロ : 時々、湖の揺れで少女の足がこつんこつんとルートの足に当たる。
ルート : 「―すっごくおいしい!!」
リゼロ : 「うん!」
ルート : 「こんなに甘いの、初めて食べるかも」
リゼロ : 「パンの量とリンゴの量を丁度良くしてるんだって。いつか、この味に追いつくのが夢なの」
ルート : 「そうなんだ、でもわかる気がするな。また食べたい味だなーって思うよ」
リゼロ : 「うん」 ほほばりつつ
GM : ここは、鳥たちのデートスポットのようで。あなた達を囲んで、チチチと彼らも体を揺らしながらつがい同士の遊びを楽しんでいるようです。
GM : さて、貴方達が談笑していると。
GM : 鳥達が一斉に飛び立ちます。
GM : キュィィーンと機械音のようなものが聞こえます。
GM : それと、何かが爆発する音です。
リゼロ : 「え!?何!?」
リゼロ : 「ルート君。一緒に来て!カササギがいじめられてるのかも!」
ルート : 「うん!直ぐに行こう!(聞いたことの無い音だ……)」
GM : 貴方達が駆け付けてみると、そこには歩行型のロボットに、砲台と人が搭載された機械の姿がありました。
GM : 魔物知識判定どうぞ。
GM : 知名度は10。弱点値は13。
ルート : 2d6+4 魔物知識 (2D6+4) > 5[2,3]+4 > 9
ルート : 「こういう場所には似つかわしく無い奴だな……」
ルート : としかわからなかったです。
GM : 了解です。
GM : では先制判定しましょう。目標値は9です。
リゼロ : 2d6+5 スカウト敏捷 先制判定 (2D6+5) > 11[6,5]+5 > 16
ルート : 2d6+5 先制 (2D6+5) > 8[3,5]+5 > 13
GM : 機械に乗った人間は、巣を狙い打って遊んでいるようです。
リゼロ : 「あいつ!カササギの巣を!」
ザーレィ : 「もう少し右か?おっと、左に当たっちまった」
ルート : (機械に向かって)「―やめろ!!」
ザーレィ : 「おや、環境保全の奴らか?動物を守りましょうってか?」
ザーレィ : 「お高い思想ですね。偽善者はこれだから」
ザーレィ : 「最後に食べるんだったら、別にどんな殺し方したってありがとうですむだろ」
リゼロ : 「それは違う!狩人は、そんな残酷な狩り方しない!」
ザーレィ : 「あれも生き物を追いかける遊びじゃん。なにいってんのー?生き物で遊んで何が悪い!」
リゼロ : 「狩人は命を奪うからこそ――――」
リゼロ : 「そんな残酷なやり方を好まないんだ!!」
GM : リゼロが高揚してます。
GM : ザーレィの搭乗者が、こちらに狙いを定めます。
ザーレィ : 「偽善者には、生き物の殺される苦しみを味合わせてやらねえとな!俺が狩られる側の気持ちを味合わせてやるよ!」
ルート : 「―リゼロ。俺が、前に出るから」
リゼロ : 「うん、うん、わかってるーーでも、あいつ……許せない!」
ルート : 「ああ……俺も許せない。だから、絶対に倒そう」
リゼロ : 「うん!」
GM : では、戦闘に入ります。
リゼロ : 「乗ってるやつと、機械本体、どっちを狙えばいい?」
GM : この機械、2部位ありますね。
ルート : 「―狙えそうなら、あの口を閉じてやれ!」
リゼロ : 「分かった!閉ざしてやっちゃう!」
ルート : PC的にデータ参照できないけど、そうロールするかな。
GM : では、貴方達のターンですね。
リゼロ : 高揚してるので、リゼロからやらせてもらいます。乗ってるやつに向かって、射撃します。
GM : ボスなのでダイス振ります。
GM : 命中どうぞ。
ルート : ふぁいと!
リゼロ : 2d6+7 射撃・命中 (2D6+7) > 7[4,3]+7 > 14
ザーレィ : 2d6+4 回避 (2D6+4) > 10[5,5]+4 > 14
ルート : 惜しい!
GM : 同値回避です。
GM : ルートどうぞ。
ルート : 食い止める意味で、機械部分に攻撃かな。必殺攻撃を宣言!
GM : 命中どうぞ。
ルート : 2d6+6 命中 (2D6+6) > 4[2,2]+6 > 10
ザーレィ : 2d6+4 回避 (2D6+4) > 7[3,4]+4 > 11
ルート : 《運命変転》切ります。(淡々と)
GM : はい。4,4で14で当たりますね。
GM : ダメージどうぞ。
ルート : k25+7@11#1 必殺攻撃ダメージ KeyNo.25c[11]a[+1]+7 > 2D:[2,5]=8 > 7+7 > 14
ルート : 「―行くぞ!うおぉぉぁぁぁ!!」
《 ザーレィ HP : 25 → 14》
GM : 防護3で11点受けます。
GM : 敵のターンです。
GM : まず、機械部分が光弾を撃ちます。
ザーレィ : 2d6+5 光弾 (2D6+5) > 2[1,1]+5 > 7
GM : 自動失敗です。50点はもらえない!
ルート : 何かしらないが助かった!
GM : 続いて搭載者の部位が殴ります。ルートに対して命中。
ザーレィ : 2d6+4 命中 (2D6+4) > 7[6,1]+4 > 11
ルート : 2d6+7-2 回避(必殺ペナ入り) (2D6+7-2) > 5[1,4]+7-2 > 10
GM : ダメージ出します。
ザーレィ : 2d6+3 打撃 (2D6+3) > 4[3,1]+3 > 7
ルート : 前の鎧の時のデータでも防護点8、弾いたね。
GM : はじかれました。
GM : 2ターン目、貴方達のターンです。
リゼロ : こっちから先行っていい?
ルート : いいよ!
リゼロ : 本体に向かって射撃!
GM : 命中どうぞ。
リゼロ : 2d6+7 射撃・命中 (2D6+7) > 6[4,2]+7 > 13
ザーレィ : 2d6+4 回避 (2D6+4) > 9[6,3]+4 > 13
GM : また同値回避です。
ルート : GMの回避が高い(笑)
リゼロ:ぐぬぬ~!
GM : (笑)ルートどうぞ。
リゼロ : (PL)何となく同値回避されてるルートの気持ちが分かったよ。
ルート : (PL)普段の俺基準……うう(悲)
ルート : このまま機械に続けて必殺攻撃を。GMの回避力と勝負だ!
GM : 命中どうぞ。
ルート : 2d6+6 命中 (2D6+6) > 9[3,6]+6 > 15
GM : 高いな……だが、私の同値回避技能についてこれるかな?
ザーレィ : 2d6+4 回避 (2D6+4) > 8[2,6]+4 > 12
GM : 流石に当たりました。ダメージどうぞ。
ルート : k25+7@11#1 必殺攻撃ダメージ KeyNo.25c[11]a[+1]+7 > 2D:[6,6 5,6 5,1]=12,12,7 > 10,10,6+7 > 2回転 > 33
GM : お、おお、30点食らいます。
《 ザーレィ HP : 14 → -16 》
ルート : 「ぶっ飛べぇぇ!!」
ザーレィ : BON!BON!BONBON!!
ザーレィ : BHOOOO!!!
ザーレィ : と、煙はいて。 機能停止しました。
ザーレィ : 中の人が「なんだよ!あれ!チートだろ!?」と叫びました。
GM : 戦闘終了です。
GM : あ、あいつは機械の中に閉じ込められて、しばらく搬送待ちとなります。
GM : 自業自得ですね。
ルート : (PL)どっちを倒しても止まるか、なるほど。
リゼロ : 「鉄の塊の中でしばらくねんねしてなさい!」
リゼロ : リゼロはあっかんべーしてます。
ルート : 「ふー……。逃がす心配もなさそうだな」
リゼロ : 「あ、そうだ。カササギの巣!」
GM : 巣は、無事のようですね。
GM : 周りの木々の方がちょっとかわいそうなことになってますが。
リゼロ : 「あとで、移し替えてあげよう」
リゼロ : 一応上ります。
GM : どうぞ、木の高さは2mで目標値9です。
リゼロ : 2d6+4 レンジャー敏捷 登攀 (2D6+4) > 10[6,4]+4 > 14
GM : 巣の中も大丈夫そうでした。びっくりしているカササギを見てしまいますが。
リゼロ : 「ごめんね、怖がらせちゃったね」
リゼロ : 下ります。
GM : はい。
ルート : 「一先ずは、大丈夫そうかな」とリゼロに尋ねます。
リゼロ : 「うん」
リゼロ : 「あとで、皆に報告して巣の場所も考える」
リゼロ : 「ほんと、あいつ~~~~!」
リゼロ : 「まあ、気を取り直して最後の巣に行ってみようか」
ルート : 「思いっきりぶっ壊したし、少しは放っておいても大丈夫か。よし、行こう」
GM : さて、最後の巣は……
GM : 最初の森の入り口のところにありました。
GM : リゼロは、隠されていたその巣を出しますね。
GM : 1mしかない木の場所にあるその巣は、見つけられれば危険でしょう。しかし、隠され守られていたのか、無事でした。
リゼロ : 「うん、最後のチェック。OKね」
ルート : (PL)元々リゼロが知ってたのを教えてくれた感じかな。
リゼロ : (PL)一番機密情報だから、多分信用チェックもあったとおもう。あと、最後に確認すべき地点だと思うし。
リゼロ : (PL)最初に見たら、時間たった後どうなってるか分かんない場所だしね。
ルート : (PL)なるほど、そうだね。了解です。
GM : さて……時は黄昏時。もう、リゼロが帰る時間です。
ルート : 「(そこにもあったの?)これで全部?」
リゼロ : 「うん、これが一番危ない場所にあるから」
リゼロ : 「これで最後だよ」
リゼロ : リゼロは貴方に振り向きます。
リゼロ : 「ありがとう!手伝ってくれて」
リゼロ : 「これ、報酬。少ないけど……」 500Gを手渡す。
ルート : 「いいよ、手伝いたくて手伝っただけだし」
リゼロ : 「ほんと?報酬いらない?」
ルート : 「うん。元々君が取り返してくれた分もあったからね」
リゼロ : 「そっか……アリガト」 照れます。
リゼロ : 「じゃあ、次はいつどこで会うか分からないけど、またどこかでね」
リゼロ : 背を向けて帰ろうとします。
ルート : 「ただ……その」
ルート : 「代わりに、また一緒に、冒険してほしいなって。とても楽しかったから」
リゼロ : その言葉に振り向いて。
リゼロ : 「私と……?」
リゼロ : 「私も楽しかった。いいよ、また冒険しよう!」
リゼロ : 手を出します。
ルート : それに応えます。
GM : 黄昏時に握手する二人。
GM : 少年と少女の記憶が、黄昏時の黄金の時に輝いて見えました。
GM : そして――
GM : 今現在へと移ります。
リゼロ : 「(あのとき、ルートはいつ会えるか分からない私に、声をかけてくれた)」
リゼロ : 「(勇気をもって、私に声をかけてくれたんだ)」
リゼロ : 「(今、私が駆けださなきゃ、彼ともう楽しい冒険なんてできない)」
リゼロ : 「ルート!!」
GM : リゼロは、思い出の森を飛び出します。
GM : 外は朝焼けに染まっています。
GM : 黄昏から朝焼けに、一気に時間が現在へと飛び。
GM : あの楽しかった冒険の頃、商売で語り合ったこと、お店屋さんで値切った事、料理に失敗した事、様々な思い出の詰まった町を通り抜けて。
GM : 身一つで、リゼロは走って行きました。
GM : 場面を映してルート君。
GM : 朝焼けの時間です。
GM : 彼女の姿は見えません。
ルート : ルートもリゼロを待っている間、リゼロとの冒険を思い出しながら、過ごしていた……けれど。
ルート : 「……そろそろ、行かなきゃな」
ルート : 「また、会いに来れたらいいけど」
ルート : そうつぶやいて、荷物を持って歩き出しますね。
リゼロ : 「ルート!」
GM : 貴方の背に、声がかかります。
ルート : 「―!」
ルート : その声に、はっと振り返ります。
GM : 振り向けば、朝焼けに照らされた影が一人。
リゼロ : 旅のかばんもなく、ただ靴をすり減らして走ってきた。
リゼロ : 身一つで駆けつけてきたのが分かります。
リゼロ : 「ルート!ルート!ルート!」
リゼロ : 少しよろめきながら、貴方の元へ走ってきます。
ルート : 「リゼロ……見送りに来てくれたのか?」
リゼロ : 「違うの!私も行く!まだ一緒に楽しい冒険がしたいの」
リゼロ : 「必死で駆けつけたの……」 涙をこぼしながら
ルート : 「……俺とまた、冒険してくれるの」
リゼロ : 「うん、やくそくしたもの」
リゼロ : 「こんどは、わたしから」
リゼロ : 「わたしから、一緒に冒険してほしいって。たのみにきたの」
ルート : 「リゼロ―」
ルート : ふと蘇る、黄昏の記憶。ふいに、そっと手を差し出す。
リゼロ : 手を出しぎゅっと握り返す。
GM : 二人は、握手しました。今度は朝焼けの青い薄っすらとした空気の中、涼やかな風が吹く中で。
ルート : 「君が良いんだ、リゼロ。ずっと、あの時から」
ルート : 「また、一緒に冒険しよう」
リゼロ : 「私も!これからも、一緒に……!」
GM : もう一度、新しい約束を交わしたのです。
グスタフ : 「あいつら、俺に挨拶もせずに行っちまったなあ」
グスタフ : 「あいつらの分の食器をしまっておくか」
グスタフ : 「いつか、帰って来た時に、なかったら寂しいだろうしな」
GM : いつか帰る場所を去り、新しい旅と冒険が始まります。
選択の魔剣 : 「黄昏時と薄明の時、二つの約束が結びつき合った」
選択の魔剣 : 「二人の選択が、また大きな結びつきになる事だろう」
選択の魔剣 : 「これも選択、またこれからも選択の時」
選択の魔剣 : 「では、次の旅で出会おう。彼らの冒険の時を祝って」
GM : ベストエンドです。
GM : お疲れさまでした。
ルート : おつかれさまでした。
リゼロ : おつかれさまでした!
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