3月26日 カチューシャの唄の日

 呼び込みをかけてる白黒の衣服を着た女性たちを見て、私は数回うなずいた。

「首尾はどうにゃん? 操った者たちはどうなった?」

「なんとか形にはなりました」

 部下はその者たちの頭をこちらに見せる。我々ペトモソ星人が擬態しきれなかった頭の形が、髪飾りという形で頭に乗っていた。これで我々も少しは目立たなくなるだろう。

「こ奴らの喋り方が気になるな」

「どうも我々の地球語のなまりをコピーしてしまったようですきゅん」

 私は少し考える。

「もうそういうキャラにしてしまおう。名前はなんにしたにゃん?」

「メイドですにゃん」

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