第88話

グエンが仲間になったのはいいけどどうやって連れていこうかな

そんなことを考えてると

グエンとダンたちが挨拶をしてから聞かれた


「チイサクナレバヨイノカ?」


「え!?出来るの?」


「イゼンノアルジガマジックアイテムをイッパイオイテイッテイタカラモシカシタラアルカモシレヌ」


そういうグエンの後を着いていくと

壁に穴が開いているグエンはその中に迷わず入って行った


グエンはここから声をかけてきたらしい

どうりで見えないわけだ…


横穴を通ってしばらく行くと大きめな空間にでた

その空間からはグエンが掘ったであろう横穴が三本伸びていた


「グエン他の穴はどこに繋がってるんだ?」


「ワレノミズノミバヤネドコニツナガッテイル」


「水飲み場?

ダンジョンに水飲み場があるの?

後で見てみてもいい?」


水飲み場や寝床はマジックアイテムを見たあとで案内して貰うことになった


マジックアイテムは右にある横穴の奥にあるそうだ

マジックアイテムはマジックバックの中に入っていた

かなりの量があったけど何とか目的の物を見つけた


金色の高そうな腕輪?だ

ーーーーーーーーー

変化リング

これを付けるとなりたいものに変化できる

ーーーーーーーーー


マジックアイテムには鑑定の紙が貼られていたからそれを見れば効果が分かった


とりあえずそのリングだけ取ってグエンに渡す

グエンには小さく変化してもらって腕に巻きついてもらうことにした


他のマジックアイテムはマジックバックにしまって元に戻す

グエンは話すのに慣れてきたのか聞き取りやすくなった


「全部持っていけばよい」


いいのかな?と思いつつもマジックアイテムの中で1番価値のありそうなものを1個だけ残して寝床とかを見に行くことにした


「エスタ、なんで1個だけ置いてきたの?」


ダンの疑問もっともだ


「他の冒険者が見つけた時に何も無いとガッカリでしょ?」


まあ本当の理由はここにはマジックアイテム1個しか無かったって喧伝してもらえれば他の人は来ないだろう

そしたらグエンの家だったところが荒らされる事がないと思ったのだ

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