第50話

そんな日々を3ヶ月位の過ごしていると

とうとうステアの花を見つけた


しかも3本もだ


この3ヶ月でみんなレベルが上がっている


僕とダンはレベル6

ティムはレベル7

クリスはレベル5


ゴブリンなら1人で倒せるくらいにステータスが上がっている


でも僕はもっと強くなりたい


ステアの花は2本自分で使って1本売ることにした


大金がはいるのでまだ昼前だけど今日は街に戻ることにした

相変わらず街の中ではダンとティムには隠れて貰っているがクリスは隠れることが出来ないので母が機織りして作った青い布でスカーフのようなものを縫ってくれてそれを首に巻いている


ギルドに行って早速換金をお願いする

金額が大きいためか

応接室での受け渡しになった


「やあエスタくん

またステアの花を見つけたのかい?」


「はい、運が良かったです」


「自分で使わなくていいのかい?」


「自分の分は他にありますから大丈夫ですよ」


そんな話をしていると


「ところでそのうさぎのクリスだったかな?

普通のホーンラビットとは違うようだね」


支部長がいきなりそんなことを言ってきた

誤魔化しても無駄だと思い正直に告げることにした


「はい

この子はテルラビットと言うみたいです」


「テルラビットかい

こんな所にいるとは」


詳しく聞いてみると

テルラビットは昔戦争等で乱獲されて生き残りはここからかなり遠くにある死の森に隠れたようだ

なんでこんなところにいたのだろうか


なんにしてもクリスの正体がバレたらやばそうだな

聞かれたらホーンラビットで押し通そう


そんな話をしながら待っているとクリナさんがお金を持って来てくれた


今日は食材店に行ってちょっといい食材を買ってくるから帰ることにした


クリスに母に連絡してもらい食材店で待ち合わせをして買い物をする事にした

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