#006 コルト・パイソン(4インチモデル)
レズベリーが嬉々として
「――よっしゃ、出来た!」
コルト・パイソン(2,5インチモデル)の2,5インチバレルを4インチに上げたコルト・パイソン(4インチモデル)のシリンダーにスピード・ローダーで一気に6発の
「キャハハハ! どこ行くのぉ? 楽しませてよぉ?」
俺を見失ったのか、様々な場所に火焔魔法を撃ち込み始めたレズベリーの羽根を何かが貫通した。
「――あ?」
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岩陰から
「――危なッ!」
「キャハハハ!もっとぉ、踊ってよぉ・・・!無様な踊りを披露してよぉ・・・‼」
好き勝手しているよな、アイツ。仕方が無い・・・、もうあの手しかない。
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立ち上がり、自身の身体に刻まれたスキルを展開させた。
「
途端に周囲に濃密な闇の
「ハァ・・・⁈ なんで、人種族が
「さぁ? なんで、だろうね」
「弱小種族のくせに、生意気な‼」
「さぁ、お前の血は何色だ?」
4インチモデルと2,5インチモデルを両手に握り、「最後に俺に、聞かせておきたい
「――クソがッ! クソがッ! クソがぁッ‼」
完全に呼吸がなくなるまで、撃ち込んでいると魔族の瞳の色が薄くなり口数も減った。
「本物のエフォート・リスタ、お前の身体を操っていた魔族は俺が殺した。 今からお前を甦らす手助けだけをする。俺に感謝を言いたいなら、鎖で封印された心から這い出て来い」
静かに告げた後、4インチモデルのシリンダーに
「これが俺の2つ目のスキル、
照準をエフォート・リスタの身体に向けて、引金を引いた。
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