“出会ったら即死”と呼ばれた男は、異世界に転生しても兵士を続ける!【3,279PV】
@12{アイニ}
序 章
#000 JACKAL
20××年。中東――砂風が吹き荒れる街の中でM24に電子制御キットを付けた改良型であるM24SWSを構えたまま、角からゲリラが出てくると読んで待ち伏せているのは日本国奈良県出身で在日米軍と陸上自衛隊に所属する予備自衛官を合わせて出来た間に合わせの
一筋の汗が頬を伝う中、スコープから目を離さない。たとえ、眉毛にアブが止まろうが瞬き一つせずに角を見つめ続けていた。
M24SWSはボルトアクション式の狙撃銃だ、使用弾薬は
++++++++
「・・・」
見つめている先の角に人影が現れたので慌てずに待ち続け、やがてAK-47の
『――お見事だな、ジャッカル』
「アサシン、その呼び名は出来れば――」
『辞めて欲しい――だろ? 分かっているが、お前のコールネームだぞ?』
「・・・」
返事を返さずにいると、『あー・・・、悪かったよ』と仲間が謝って来た。
「これから撤退する、今なら許すぞ?」
『いや。 こっちが終わらないから撤退できないさ、・・・ん。あれは・・・』
すると『て、敵襲! ガフッ――!』という仲間の声と共に、銃声が聞こえて来た。
「くそっ、やられたのか。 ・・・許すよ、“コールネーム”で呼んだことを」
次の瞬間には、意識が無くなっていた。最後に覚えているのは、頭が焼けるような痛みだったことだけだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。