第2話お願い

我々、精神障がい者の中には犯罪を犯す者がいる。

だが、そう言う人は精神病患者のごくごく一部である。

だって、自己判断能力のある健常者の方が断然事件を起こす事例が多い。

精神病患者は見た目では分からない。中には一目で分かる患者もいるが。

分からないから、健常者には嫌われるのだ。

一人でぶつぶつ言っていたり、叫びながら電車に乗っている患者は分かるから距離をとるが、僕の様な患者は一般人には分からない。


だから、体調が悪くても理解されないし、精神に障がいがある事を伝えると、怖がられる。身内は僕の人となりを知っているが、他人は知らない。

ただ、カバンにヘルプマークを付けているだけである。

また、統合失調症患者は疲れやすい。出勤途中で体力が奪われる。

また、とっさの判断が出来ない。

だから、免許証はあるが僕が車を運転して事故を起こしたら罪に問われる。

緊急時以外は、運転できないのだ。


最後にお願い。必要以上に統合失調症患者を怖がらないで欲しい。

そして、見た目で判断せず体調が悪いと訴えたら少し休憩を下さい。

やる気はありますので。

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