第15話 煙草を辞めたいのだが………

 朝、4時に目覚めていつものクセで煙草に火を付ける。

またやってしまった、禁煙しようと試みていたが駄目だった。


朝のコーヒーはまあ良いとして、煙草はホントに辞めなければ。


煙草は身体に悪いし、金銭的にも良くない。

月に25000円も煙草代に使っている、自分でももったいないと思う。


だが、辞められないのだ、煙草が。辞めたいのに辞められない。


完全に煙草に依存している、手元に無いと不安になる。


煙草が切れたら「よし、これでもう吸わなくていい」とはならない。

思うのは最初だけ、徐々に煙草が吸いたくなってコンビニへ行く。


気付いたらポケットの中に煙草がある、そして安心してしまう。

手元にあればいつでも吸えると考え、落ち着くのだ。


これでは禁煙など無理、僕自身、意思が弱いので禁煙してても吸いたくなり、

そして手元に煙草があれば吸ってしまう。


どうすればいいのか? 解らない。


禁煙したい。


だが煙草に依存している。


財布の中身が心許無い、既に今月は残り14000円で乗り切らねばならない。

無理だ。


ホントに煙草を辞めれば、金銭的にも余裕が出来る。


解っている、解ってはいるのだ。


煙草を辞めれば良い。


だけど、そんなに簡単に煙草が辞めれたら誰も苦労しない。


そして今日も煙草を吸ってしまうのだろう、情けない。不甲斐ない。


兎に角、禁煙を頑張ってみるしかない。

もしくは、本数を減らす。

僕に出来るとは思っちゃいないが、やってみる事にする。




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