11月

母のお土産 11/1


 実家に行くと帰り際、母は私になにか持たせるようとする。

 ねだってるわけじゃなく、向こうから。


 その取り合わせは、実に妙である。


 今回はごぼうと納豆。

 前回はコーヒーゼリーとアボカド。

 前々回は、お肉屋さんのコロッケと麦茶のパック。


 嬉しいけどそれを置いた助手席を見るたび、謎のモヤが私を襲う。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る