雨と虹 8-15


 突然空が暗くなって、ぽつりぽつりと雨が降る。

 雨粒が乾いた地面に落ちるたび、土埃のにおいが鼻についた。


「いったい、いつ止むんだろう?」

 そう思いながら窓の外を見る。


 すると、次第に明るくなる空。

 そこにはうっすらと虹がかかっていて、思わずにやけてしまう。


 だってなんだか、嬉しくなって……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る