虫流星 8-12

 

 流星群が見たくて、明かりの少ないところへ車を走らせた。


 ちょうどいい感じの場所に着いたら、空を見上げる。

 さっきまでとは一転。

 厚い雲が広がっていた。


 仕方ないので帰路につく。

 すると、目の前に飛び込んでくる光の球が。


 ひとつ、ふたつ……。

 ライトに照らされ光る虫は、曇る夜の流星みたいだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る