美味しい嘘 2-16
「寒天、美味しいね」
にこやかな顔で彼女が言う。
そして
「ご飯代わりにすれば、すぐモデル体型かもよ!?」
と続ける姿に、思わず呆れた。
「これでカロリーゼロなんて……嘘みたい!」
幸せそうにパクつく寒天には、黒蜜ときな粉がたっぷりとかかって見える。
「嘘だよ」なんて、僕には言えるわけがない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます