美味しい嘘 2-16


「寒天、美味しいね」


 にこやかな顔で彼女が言う。


 そして

「ご飯代わりにすれば、すぐモデル体型かもよ!?」

と続ける姿に、思わず呆れた。


「これでカロリーゼロなんて……嘘みたい!」

 幸せそうにパクつく寒天には、黒蜜ときな粉がたっぷりとかかって見える。


「嘘だよ」なんて、僕には言えるわけがない。


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