無慈悲な陽光 1-16


 失恋をした。


 夜はデートのはずだったのに……。

 開き直って、部屋にこもることにした。


 真っ暗な部屋は不思議と落ち着く。

 頭から毛布をすっぽり被り、ゴロリと寝転んだ。


「冬眠しちゃいたいな……」


 気付けば朝。

 無慈悲な陽光が私を照らす。


 こんなの望んでないはずなのに、胸があたたかいのはなぜだろう?

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