キラキラ星 1-6
コートも着ずに、マフラーだけ巻いたまま連れ出された寒い夜。
山から来る凍えるような北風は、責めるように私に吹き付ける。
「あ、流れ星!」
そんな声に誘われ空を仰ぐと、暗闇に輝く無数の星々。
冷たくも優しい光で私を包み込んでくれた。
キラキラと綺麗な音をたてながら、ささくれた心をそっと癒す。
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