七色列車からご報告

パステルカラーの


ワクワクするよな彩り


今日も


みんなの


夢乗せて走り出す


七色列車


人呼んで


夢列車



小さな


子ども連れた


若いお母さん


なにか


訳ありげに


そそと乗り込む


まるで


なにかに追われるように


なにかから逃げるように...


お母さんは


列車が出発するまで


キョロキョロ


辺り見回して


落ち着かぬ様子


やがて


ベルがなり


ドアが閉まる


やっと


息つくお母さん


それを見てる


小さな眼


次の停車駅まで


あと


1時間あまり


始発に乗り込んだから


人影は


まだどうやら


お母さんと子どもだけのようだ


さてさて


どんな夢乗せて


走り出すのか


七色列車


なんだか


波乱の匂いもある?


そりゃそうさ


人生


楽ありゃ苦あり


苦しいことのなか


だから


楽しいことが


ホントにしあわせ (*^^*)


想えるの


そんなことに


気づく


そんな時間を


夢列車は授ける


夢列車?


だからと言って


けして


夢を叶えることができる


という訳ではない


そしたら


みんな


みんな


夢叶う


それは


ホントに文字通り


夢のよなお話


心のなか


ふと


試練に


立ち止まる


呼吸すら


忘れそう


お母さんが


そうだ


息も絶え絶えで


走り込んだ


子どもが


お母さんに追い付くのに必死


なのも気づかずに


何を?


忘れた


何を?


なくした?


何を?


そんなこんなで


次の停車駅へと


列車はホームを滑り込む


次の駅


白髪のおばあちゃん


杖ついて


乗り込む


髪を


後ろでしっかり束ね


着物着た


身綺麗なおばあちゃん


違うドアから


もうひとり


颯爽と乗る


若い男


てきぱきしている


身のこなし


スーツにネクタイ


さ?


サラリーマンか...

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る