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(検閲により削除)は戦地に行ったよ
要塞を洋裁させられたママ
仕事を死後とされたパパ
子供は孤独とこんにちは
非常に優しく微笑みながら、
「悔しいね。坊っちゃん。おや、そこに武器があるね。いってらっしゃい。」
子供は動かず、ただ泣いていた。
ただ泣いていた
1人、通りかかって、彼にシワシワになったチョコレート入りの箱を握らせた。
も1人通りかかって、彼の頭を撫でた。
また1人通りかかって、彼に本を読み聴かせた。
1人、1人、1人。またまた1人……
幾人の1人が彼のそばを通りかかっただろうか。
また1人、彼の側を通りかかって、彼の頬にキスした。
そのとき、彼は、顔を上げた。涙の痕は残っているが、もう泣いていない。
彼は、キスを返した。唇に。
それから彼は手を繋ぐと。
「みんなに恩返ししなきゃ」
そう言って通りを先へ進んだ。
「追い付けるかな?」追い付けるとも。
彼の心はもう枯れない。
自らの心を世界樹の水として、人々の心を潤すのだ。
人の世界は、人が平和にするんだ。
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