とある女児たちの会話

「どうしよう。飛鳥も呼ばれたって」


「公園の動画晒されてたってマジ?」


「あのクラスLIMEに貼ってあった奴?」


「晒したヤツ誰だよ。絶対潰す!!」


「あたし映っちゃってるよ。どうしよう」


「しゃーないよ。みんな空星すてらには逆らえないし」


「だよねー。何されるかわからないしー」


「とにかく目つけたヤツ潰して機嫌取んないと」


「だよねー。うちらも被害者だよー」


「てゆーか、うちらが被害者でしょ。佐々木たちが空星すてらを逆撫でするような事するから」


「そーそー。うちらだってあんな事したくなかったしー」


「あいつらが空星すてらの機嫌悪くさせるから」


「自業自得」


「だよねー」


「だよねー」


「だよねー」


(そんな言い訳、クラスの外で通用する訳ないじゃん)


「何か言った?」


「なんもー」


「そっか」


「なんか気にしすぎ―。なるようになるよ」


「だよねー。悪いのみんな空気読めない奴らだしー」


「あと空星すてら?」


「うちらは何も悪くない」


「そーそー。悪くない」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る