番外編2 保健室登校 3Pver
※本編に関係ない余談になります。本編の余韻を大切にするなら読まない方がいいいです。
僕の保健室登校は、杏子にも心配はされていた。
ちゃんと勉強は出来ているのか?とか……。
それに僕はベッドに寝るほどの病気でもないので、保健室にいていいのか?って疑問が無いわけでは無い。
今日も保健室で勉強をしていると、保健室へ一人の女の子がやって来た。
「失礼します……」
黒髪でボブカットの眼鏡の女の子だ。眼鏡をかけているから分かりづらいけど……とったら可愛いかもしれない。
「どうしたの?」
「あの……保健の先生は?」
先生は今は留守にしているので、僕は自習をしていた所だった。
「先生は今、留守だけど……何か用事?怪我でもした?」
なんか言いづらそうな顔をしているけど……恥ずかしい事なのかな?
「実は……あの……今日生理が来ちゃって……今日もってくるの忘れたの……」
「あぁ……それなら僕もってるからあげるよ?」
「え?いいの?ありがとう!あ、私、一年三組の雨宮透子です!」
「僕はおたる、一年二組の吉田おたるだよ。よろしく?」
雨宮さんに僕が使っているナプキンを2個渡すと……すぐに雨宮さんはパンツを脱ぎだした。あぁ……血がでていて……これは替えのショーツがいるなぁ。
「よかったらこれも使って?」
僕は予備のショーツを雨宮さんに渡して……見てられないから血がいっぱい出ているのを拭いてあげた。
ちょっと量が多いみたいだから、血が収まるまで抑えてあげる……。
雨宮さんは、その間にショーツにナプキンを付けて準備を終えた。右足から入れて……僕は抑えている右手を左手に切り替えて雨宮さんが左足を通すのを手伝ってあげた。
「いい?手を放すから、ショーツを上げてね?」
「うん……ありがとう」
「いくよ?」
僕が抑えているタオルを雨宮さんから放すと、ショーツはすんなり収まった。
「はぁ……助かったぁ……ありがとう!吉田さん♡」
「僕も生理が来た時に、保健の先生にここで助けてもらったから、制服は大丈夫?」
「どうかな?汚れてたらやだなぁ……」
「ちょっと脱いでみて?」
「あ……うん」
雨宮さんにスカートを脱いでもらって、血が付いていないか確認した。
「大丈夫だね」
「うん。ありがとう!」
雨宮さんは下着姿のまま僕に抱き着いて来た。
僕は男の子を選択したからその、抱き着かれるとちょとやばい事になる。
下半身が充血してきて……貧血を起こしそうになる。
「あ……あの……雨宮さん?」
「吉田さんって優しいんだね?このショーツは洗って返し……あ、でも汚れちゃったらもう恥ずかしい……」
「いいよ……ショーツはあげるから?気にしないで?」
「ありがとう。このお礼は必ずするから!えっと……吉田さんていつもここにいるの?」
「そうだよ?僕は保健室登校なんだ……だからここから出る事はあまりないかな?」
「そうか……うん、また……来てもいいかな?」
「いいよ?僕はいつもここにいるから」
「うん、また会いに来るね!吉田さん!」
雨宮さんはそう言うと自分の教室に帰って行った。
さて自習を続けないと……先生が帰ってきてしまう。
◇◇
それからというもの、たまに雨宮さんが保健室へ来るようになった。
連絡先を教えてっていうので連絡先の交換もしてあげた。
これって、僕に友達が出来たのかな?
雨宮さんが保健室へ来る回数も最近増えてきた。
今日は、僕の定期検診の日で、優しい保健の東寺先生が僕の健康チェックをしてくれる日だ。
月に一回の割合で僕は検診を受けている。
「おたるちゃん?今日の定期健診をしましょう?」
「はい……今日もよろしくお願いします」
「いい子ね♡今日もいっぱいサービスしちゃおうかしら?」
どんなサービスでしょうか?
今日の東寺先生は、髪がしっとりと濡れていてお風呂上りのように肌が艶々だ。こぼれそうな大きな胸は、既にシャツから半分こぼれている。
「それじゃ……そのままだと検査できないから脱いでね?」
……あの先生?やっぱり脱ぐんですね?
「ほら、全部脱ぐのよ?いつもやってるでしょう?」
「……はい」
やっぱり全部脱がされた。この人はまじめにやってるのかな?
「うん……おっぱいの成長は……なるほど止まっているわね」
男を選択したのでホルモンバランスは今、男よりになっている。
「あの……」
「私は、おっぱいが好きなの」
え?何ですかこの先生?カミングアウトですか?
「ええ?」
「揉んで大きくしてあげるわ!」
「ええええ!?」
その時、保健室に来客があったのに気が付かなかった。
「ほら、もっと揉んであげるわ♡おっきくなあれ♡萌え♡萌え♡キュン♡」
「あん♡先生……そこはだめです……あん♡」
「あの……先生?吉田さん?何をしているの?」
そこに現れたのは雨宮さんだった。
「あら、見つかっちゃった?これは違うのよ?おたるちゃんの定期健診をしていたの」
「裸にして……ですか?」
「そうよ?上も下も見ないといけないのよ?おたるちゃんは……うん」
雨宮さんはじっとこちらを睨んでいた。その視線が下に降りると……僕のすこし成長したものに視線が止まった。
雨宮さんはじっと、僕のを見ている。ちょっと、恥ずかしいんだけど?
「え?吉田さん?男の子?え?」
あぁ……雨宮さんが混乱している。どうしよう?
「あなた……えっと雨宮さんは、おたるちゃんと知り合い?」
「私は吉田さんのお友達です!それより、吉田さんは男の子なんですか?私見られてるんです!あの……私の……恥ずかしい所……」
雨宮さんは耳まで真っ赤になって羞恥に耐えている。
「そうね……今は女の子よ?男の子のはついてるけど」
「ええ!?分からないです」
「おたるちゃんは女の子でもあるし、男の子でもあるのよ?でも今は男の子になる途中なのよ? あ、でも先生、おっぱいは残して欲しいなぁ……」
先生はそう言うと、僕のおっぱいをまさぐって来た。
「あん♡先生……」
「雨宮さんがおたるちゃんのお友達なら、分かってあげなさい?」
「そんな……こと」
「こっちきて……雨宮さん」
先生は雨宮さんを僕の前に連れて来た。僕は裸なんだけど?
「見て……ほら……ちゃんと、女の子の男の子もあるでしょう?」
「……あ……本当だ」
雨宮さんの視線が熱い。見られているよ?見られていると思うと僕の男の子も反応してしまって……。
「あ……可愛い……」
「そう、おたるちゃんは、今頑張って男の子になろうとしているの」
そうだよ?ボク頑張ってるよ?ってか見ないでよ?
「分かる?ほら触ってあげて?」
「はい……」
何してんの?ちょちょ、そこはだめだって!ああああ!触っちゃだめぇ!
「雨宮さんがおたるちゃんに何を見られたかは……知らないけど」
「うん……でも吉田さんは優しかったんです。本当に私の事を考えてくれて……」
「これで、おたるちゃんの恥ずかしい所も見れたでしょ?」
「そうですね……」
もうだめ……死ねる?いや、僕はもう死なないよ?
あ、動かさないで!
「あ……ごめんなさい?」
「あん♡うう……」
それから、僕は雨宮さんに謝られて……今回の件について仲直りした。
僕も雨宮さんの大事な所に触ってしまったのは迂闊だったし。ちゃんと謝ったよ?
そして雨宮さんは、前より頻繁に仲のいい友達として保健室に来るようになったんだ。
読者様へ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
余談になりますが、保健室でのワンシーンです。
新しいお友達が出来ました。
レビュー☆☆☆にコメント、応援♡を頂けたらとても嬉しいです。
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