第6話 2020072?
どうして私は課題をしないの?
息切れするから。
傷跡が視界に入って、リスカしたくなるから。
何にも集中できなくてそわそわして、机に向かって座っていられなくなるから。歩きまわっちゃうか、寝っ転がっちゃうか、病みアカに書き込むしかできないから。
頭がぼーっとしているのか、それとも色々考えているのか、とにかく問題を読んで考えるのがつらいから。
きっとね、何年もたくさん考えすぎて、
脳がパンクして、
自分が何をしたいのかよく分かんなくなったの。
死にたいとあんなに書いていたのに、
今は死にたいのか生きたいのかよくわかんない。
でも病院行くのこわいね。いきたいけれど親にバレるよね。
だれに言ったらいいの?
何から話したらいいの?
言ったってよけいつらくなるんだよ、知ってるでしょ、1回目じゃないでしょ、
でも言いたいの
でもこわい
「それが言い訳か」って言う? 「死なないで」「リスカやめて」? 「それと課題してないのは別の話」?
言い訳じゃないもん苦しいのほんとだよ
死なないために、周りは私に死んでほしくないだろうから、生きるためにリスカしてるの。
つらくっていっぱいいっぱいで課題どころじゃないの
あれ? 違うか
言い訳か。今日は口が達者だね、いや、筆が達者と言った方がいいかな?
みんなね、勉強きらいな人もね、
頑張ってるの。わかる? つらいのみんなつらいの。
逃げてるの私だけ。
私だけがんばってないの。ね、なんにもしてないのに疲れたってバカなの?
で、これ書いて私は何がしたいの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます