42.お皿にサラダ

正直に告白しますと、野菜はあんまり食べない私です。どちらかと言うと炭水化物とお酒にまみれた食生活をしているのでこれは絶対いけないって思ってはいるんですが染みついた習慣は中々拭い去る事が出来ません。周りに口うるさくいってくれる人が居れっばそれでも何とかなるのかも知れませんが周りも周りと言う環境で暮らす私の健康はこれからも保たれるのでしょうか、少し不安が残ります。


野菜を使った料理と言いますと代表的なのはまた、古代ギリシャでも、野菜や葉物を様々な形で調理し、香辛料や酢を使って味を整えた料理がありました。これらもサラダの発祥に関連しているとされています。やっぱりサラダって言う事になるのでしょうか。


『サラダ』という言葉は、ラテン語の『salata(塩漬け)』に由来しているらしいです。又、古代ローマ時代には、野菜や葉物を塩と酢で調味した料理が存在していてこ現代のサラダの起源となっていると考えられているんだそうです。結論を言ってしまうと、サラダの起源ははっきりと分かっていなくていろんな国のいろんな地方の野菜料理が複雑に絡み合っていて、各国にそれらしい料理が有ったという事なのでしょうね。


そんな中で頭一つ抜け出したのが中世ヨーロッパで、サラダは一般的に健康に良いとされる食べ物として広まりルネサンス期にはイタリアで特に洗練されたサラダのレシピが広まりました。更に18世紀になると、フランス料理でサラダが重要な位置を占めるようになり、様々な種類のサラダが創作されるようになりました。19世紀には、アメリカでもサラダがポピュラーな料理として定着しました。


そして日本で本格的に食べられるようになったのは明治時代(1868年~1912年)から大正時代(1912年~1926年)にかけての頃なんだそうで、特に明治時代は文明開化の時代、日本は近代化が進んで洋食が取り入れられるようになると同時に社会や食文化は大きく変わり、外国からの影響を受けつつ西洋の食文化もその中で取り入れられて洋食レストランや料理書が登場して行ったんだそうです。


また、大正時代に入ると、洋食レストランやカフェが日本に増え、サラダがメニューに頻繁に登場するようになりました。野菜の摂取が健康に良いという認識も広がり、サラダが日本の食卓に定着し、その後も第二次世界大戦後の復興期や高度経済成長期には、洋食の普及が進み、サラダの人気は更に高まりました。現代の日本では、様々な種類のサラダがレストランや家庭で楽しまれており、定番の一品として愛されるというのが日本のサラダの歴史なんですって。明治大正時代はいろんな意味で日本の転換期だったんですね、改めて考えさせられてしまいます。


で、『ポテトサラダ』とか『マカロニサラダ』とか『明太子パスタサラダ』とかこれってサラダに分類していいのかね?私の認識としてこれは『酒のつまみ』じゃぁねぇかって思うんだけど。特にこいつらビールとの相性抜群じゃない?これが揃えば私は少なくとも酒が飲める。だからサラダと言う言葉に騙されて体に悪い事をしている気がしなくもないなぁ。これを理由に健康的な生活してると言うあらぬ理由が通らない事をもう一度心に刻む必要が有るかもしれませんね。


……ちゃんと野菜食べて健康になろう。

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