Loveトラメーカー

あや(ay-moonlghit)

第1話 第1の彼氏 ⅰ

あ…

はぁ…

甘い吐息が漏れる。

彼の指が、私の身体のラインに沿って、優しく動く。

んん… 彼の唇が私の口を塞ぐ、と、同時に彼の重みがのし掛かってくる。

「あっ。あ、恭くん、ダメ…」

「あ、ご、ごめん…。つい夢中んなっちゃって…」

こういう時間の彼の声は、どこかしっとりと低く耳に心地いい。

「もう、ダメ?」

私は、首を横に振った。

「続き、しよ?」

彼は私の鼻先を甘噛みし、微笑んだ。

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