第10話 生き方が上手くない人

 このブラッシー先生、良くも悪くも、というよりも、お世辞にもいい方向での話がほとんどといっていいほど聞かされない人ではありました。

 そういう私がいいとは、言いませんけど、ともあれ、少なくとも私の周りの関係者界隈では、今一つなぁ・・・、という感じで、見られていたようです。


 ただ、まさか、人の手にかみついたりは・・・、

そんな意識は、皆さん、間違いなく、ありましたね。


 で、その、少し前に、ある有力政治家の方に情状酌量を求めると思われる上申書を書いてもらったと書きましたけど、その方のとある親族の方(あえてそう申しておきますね)がおっしゃっていたのは、


 (ブラッシー先生は)生きていくのが上手でない人


というもの。

 それは確かに、あたっていたように思われます。

 さて、そうなったら、世の中を生きていくのが上手な人って、そんなに、いるのかなぁ、と、逆に、こちらも、いろいろ、考えさせられましたね。


 この作品群、早めに終わらせようと思っておりましたけど、いくらか分析したほうがよさそうなことも出てきておりまして、しばらく、継続いたします。


 先程のお言葉を述べられた方も、周囲の関係者からすればいろいろ思われるところはあるようですけど、それはそれとして、そう言われてみれば、確かに、私も、そんなに生きていくのがとびぬけて上手な人間とは、言えないよ、なぁ・・・。

 なんだかんだと申しても、ブラッシー先生のことを笑う資格なんか、私にだって、正直、ないよ(だからって、人の手にはかみつかないけどさ~それは、それね)。

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