インスタントフィクション
シュンティ
蜘蛛
夜中のトイレで遭遇するサイズでか目の蜘蛛ほどおっかないものはない。
じっとしていたかと思うと、突然ササーッと動き出すあのシルエット。
大体、あの足は何だ。八本も本当に要るのか。器用に操るもんだ。もはや芸術の域だ。
獲物の食い方なんか、残忍極まりない。
俺の兄弟や友達もこれで何人かやられた。どうせ食うなら一口でパクリとやってほしいもんだ。
あ、蜘蛛め、こんなところにまで糸を。
けっ、俺を捕らえたからには、触角の先っちょまで残さず食いやがれよ。
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