その15.すり減る・増えるの繰り返し
2021年4月3日
カウンセリングに先週行ってきた。
春先ってほんと調子悪くなる。
なんか、いまはだいぶおちついてるんだけど、それでもすごく落ちる。昨日は仕事帰りに脱毛クリニックに行って施術してもらって気分が上がってたけど、今日は駄目だ。
大好きなゲームを開いても、ログインする以上のことをする気力が沸かない。
この間、秋葉原に遊びに行った。
グラブルのグッズを買いたくて、あとはシン・エヴァ関連のものも探したくてアニメイトに行ったりしたくて。
でも朝早く着きすぎて、交差点のガードレール(?)に腰掛けて、ストッキングとヒールに履き替えたら、知らないサラリーマンに声をかけられてびっくりした。内容を聞く限りナンパだったんだけど、なんか人生で初めてナンパされたっていうのもあって、かなり嬉しかった……んだけど、結局逃げられた。男だと分かっていて声をかけてきたんだと私は思っていたんだけど、ひょっとしたら女だと間違われたのか……いや、やっぱり男だと分かっていて声をかけたけど、ビビって逃げたのか……とかいろいろ考えてしまった。とりあえずものすごくムカついた。失礼にもほどがある。誘ったならコーヒーくらい飲んでいけよ、って思うんだけど。
まぁバイセクの私にとっては、複雑というか、男性にこういうふうにアプローチされると嬉しく感じるから、自分自身をたちが悪いと思ってしまう。自責の念……があるかな、やっぱり。今この瞬間も、これから先も悩むんだと思う。
でも、職場(学校)の中だと安全地帯だとつくづく思った。だって、みんながわたしのことを知ってくれているから、レディースを着ていて、髪を伸ばしていても普通に接してくれる。生徒も、とくに女子とオシャレの情報交換したり、いろいろ教えてくれたりするのが楽しい。それに慣れていた。
しかし、いざ学校の外にレディースのまま踏み出して駅まで歩くだけでも、人の視線が怖いと思った。なにか私のことを言われてる気がして、すごく怖い。特に女の人の集団が怖くて近寄れないというか、近くを通れなかった。距離をとって足早に駆け抜ける、みたいになってしまった。
家で、昨日か一昨日か、私の髪型のことをまた妻からチクリを釘を刺された。前下がりのボブにしているけど、気に入らないみたい。でも切りに行ったばかりだから、つぎはたぶん6月頃。そのころに耳のちょっと下かそのあたりまで切りたいと思ってるから、そしたら何も言わなくなるのかな。どこかで「前みたいに男らしい姿に戻って欲しい」って思ってるのが透けて見えて、すごく嫌だ。その気持ちも理解できるし、夫婦だし、もちろん理解できるから、なおさら。だって、それを自分でわかっていても、それでも「戻りたくない」のが正直な気持ちなんだもの。実質的な問題は、きっと、男性らしさと女性らしさの狭間で、ちょっとでも自分に有利な場所まで(女性寄りのところまで)寄せられるかどうか、だと思う。
で、そんなことで目いっぱいになってるところに、長男の自閉症スペクトラム(+緘黙(かんもく))が、結構ずっしりと心に影を落としている事に気がついて、カウンセラーにその事を話しているうちに嗚咽を止められなくなってしばらく泣いてしまった。
自傷は克服した。でも……衝動は、ときどきくる。何年も薬を飲んできて、すこしずつ気分の揺れが小さくなってきているのもわかる。主治医も言ってくれてる。
でも、本当に、ほんとうの意味で、私の心が安らげると言うか、不一致に悩んだり、鬱の症状に悩んだりしなくてもいい日が、くるのかどうか、不安でしょうがないのが本音。
だったら徹底的に自分磨きにお金を使えるだけ使って、自己満足して人生を終えたほうが未練がなくていいのかも、って、脱毛クリニックの帰りに思った。だって、キレイになってる(すくなくともムダ毛が生えなくなってきてる)のは、嬉しいことだから。「自己投資」って、こういう意味があるのかな、って思った。
愚痴ブログでした。
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