絶望は散る②
デルフェルスに存在する格納庫にて作業着姿でせわしなくそれでいて冷静に動き回っていた者がいた。
彼はディスクオ・スクプ。この少なくない整備スタッフを束ねる班長である。
「行っちゃいましたね」
壊れた機体を修復しているディスクオに対して横目で声をかけていくものがいた。暇ではないがそれでも何とか時間をかけていき再び活動ができるまでには直していくことが出来た。
そんな中であればこうして無駄話に近いこともできるというものだ。ただこれを無駄話と一蹴してしまうのはもったいないだろう。
「そういうんじゃない。あいつらが望んでついていったことだ。それをとやかく言っても始まらないというものだ」
一つ息を吸って作業を進めていくディスクオであった。彼はまるで自分の憂いを飛ばす様に。
「まさかペイルライダーが持ち出されることがあるなんてな。それも今までのように切り札としてではなく常用の戦力として」
先ほど声をかけたハーディスタ・ルギハイフが頭部分の作業をしていたところから降りてきてディスクオの元へと近づいていった。
「どうした。何か困ったところでもあるのか」
「まさか、聞いておきたいことがあって」
こうしてハーディスタが確認を取ってくることなどよっぽどであろう。彼は基本的に自分で出来る部分を出来るだけとどこまでも進めていきそこでうっかりの失敗をして嘆きの声を周囲の者たちが聞きつけてといったことを多く起こしてきた。最近では中々どうして技術力も上がってきている。これならば今更困ったことなど起こらんと思うが。
「無人機の実験をしていた機体が暴走しましたけれど」
「あぁ運用を任された『GOD』とデスパレードの連中が何とか制圧というか全機撃破してどうにか収めたことだけど」
そう、魔術的要素も含んだAI技術によって無人での活動を可能としたという計画をレスティラでは行われていた。
それがあれば戦争も楽になるとは思われていた。同時に兵士の心構えというのが軒並み低落していくのではという懸念を抱えていた。
さらに言えば昨日の一件のように予期せぬ行動をする場合もあるのではという恐怖を誰もが想像していた。
実際のところ作られた意志が悪いとは言えない。何せこのデルフェルスを管理している一体にもあるAIが数えられる。それに対して何かをいっても仕方のないことだろう。
問題なのはそれが脆弱な意志でしかないという不幸までのジレンマである。無為に資源を損耗するのであれば強者がハナから出ていって戦っていけばいいと。
「だからこそ関わった誰も成功するとは思ってはいない。戦争などは多くの兵士と強者ともいえる戦士、さらに偉大な英雄によって成立するものだ。出来立てほやほやのAIが成熟するまでにどれだけの時間がかかるのか」
「それを言ったらその兵士だろうと戦士だろうと英雄だろうと簡単には育ってくれやしない。それを見失った時点でディスクオさんも老けてきたんじゃないですか」
なんて言い残してこの場を立ち去ろうとしていた。それを引き留めようとするディスクオである。
「どこへ行くつもりだ。そっちに急ぎの仕事はありませんよ」
ただそれよりも先に声を掛けていたいたのは身体中に工具をぶら下げた男である。こんなのと同じ現場で働いているというげんzデルフェルスに存在する格納庫にて作業着姿でせわしなくそれでいて冷静に動き回っていた者がいた。
彼はディスクオ・スクプ、この少なくない整備スタッフを束ねる班長である。
「行っちゃいましたね」
壊れた機体を修復しているディスクオに対して横目で声をかけていくものがいた。暇ではないがそれでも何とか時間をかけていき再び活動ができるまでには直していくことが出来た。
そんな中であればこうして無駄話に近いこともできるというものだ。ただこれを無駄話と一蹴してしまうのはもったいないだろう。
「そういうんじゃない。あいつらが望んでついていったことだ。それをとやかく言っても始まらないというものだ」
一つ息を吸って作業を進めていくディスクオであった。彼はまるで自分の憂いを飛ばす様に。
「まさかペイルライダーが持ち出されることがあるなんてな。それも今までのように切り札としてではなく常用の戦力として」
先ほど声をかけたハーディスタ・ルギハイフが頭部分の作業をしていたところから降りてきてディスクオの元へと近づいていった。
「どうした。何か困ったところでもあるのか」
「まさか、聞いておきたいことがあって」
こうしてハーディスタが確認を取ってくることなどよっぽどであろう。彼は基本的に自分で出来る部分を出来るだけとどこまでも進めていきそこでうっかりの失敗をして嘆きの声を周囲の者たちが聞きつけてといったことを多く起こしてきた。最近では中々どうして技術力も上がってきている。これならば今更困ったことなど起こらんと思うが。
「無人機の実験をしていた機体が暴走しましたけれど」
「あぁ運用を任された『GOD』とデスパレードの連中が何とか制圧というか全機撃破してどうにか収めたことだけど」
そう、魔術的要素も含んだAI技術によって無人での活動を可能としたという計画をレスティラでは行われていた。
それがあれば戦争も楽になるとは思われていた。同時に兵士の心構えというのが軒並み低落していくのではという懸念を抱えていた。
さらに言えば昨日の一件のように予期せぬ行動をする場合もあるのではという恐怖を誰もが想像していた。
実際のところ作られた意志が悪いとは言えない。何せこのデルフェルスを管理している一体にもあるAIが数えられる。それに対して何かをいっても仕方のないことだろう。
問題なのはそれが脆弱な意志でしかないという不幸までのジレンマである。無為に資源を損耗するのであれば強者がハナから出ていって戦っていけばいいと。
「だからこそ関わった誰も成功するとは思ってはいない。戦争などは多くの兵士と強者ともいえる戦士、さらに偉大な英雄によって成立するものだ。出来立てほやほやのAIが成熟するまでにどれだけの時間がかかるのか」
「それを言ったらその兵士だろうと戦士だろうと英雄だろうと簡単には育ってくれやしない。それを見失った時点でディスクオさんも老けてきたんじゃないですか」
なんて言い残してこの場を立ち去ろうとしていた。それを引き留めようとするディスクオである。
「どこへ行くつもりだ。そっちに急ぎの仕事はありませんよ」
ただそれよりも先に声を掛けていたいたのは身体中に工具をぶら下げた男である。こんなのと同じ現場で働いているという現実は中々に信じられないものがある。
彼がこのような姿をしているのは簡単な理由だ。別にこのような状態でなくても仕事はできる。
だがもっと楽にと横着をした結果すべてを身に着けることをしていた。これでも適切な場所へと仕舞っておいて適宜取り出していくいくことだって可能である。
そのようなことすら面倒に感じてしまうおっさんである。
「そんなにたくさんのモノをぶら下げて、重たくはないんですか。仕事もあちこち引っかかってやりづらいでしょうに」
心配するように思わず駆け寄ってしまっていたハーディスタである。それを押しのけるように毅然とした態度でその場に立っていた。
「別にこれは好きにやっていることだ。それよりもお前らが運んできたコンテナが重たいんだよ。邪魔で仕方がないとは言わないがそれでも………………。そういえば一つは出ていったのか」
彼、サードリン・デイナは『GOD』のことをあまりよくは思っていないらしい。まぁそのような人物は数多くいる。他の者達からの心象というのは正直あまりよくはない。
今回の件などもあって感謝はされているだろうがどうしても一歩引かれた態度を取られてしまうらしい。
そんな中でこうして邪険に扱ってくれるというのは寧ろ嬉しいくらいだ。
そして偉大な先人の一人であるゆえにディスクオとハーディスタは尊敬する心を確かに持っている。
「そうですねたった一機でありますがもう既にこの場からは出発されて行きました」
それを聞いてふと物憂げな表情を浮かべていたサードリンだった。一体何をいまさら不安に思うことがあるのだろうか。
「それでお前らは続くようにここから出ていくというわけか。参謀本部直属というのは忙しいもんだなぁ」
サードリンはこの要塞に駐留する部隊の使用するスティンガーへと向かっていく。そしてその黒く塗装された一機へと近づいていきふぅとため息を吐いていた。この機体はかなりのチューンがされているために整備性が悪く今まで後回しにしていた。
「なんですか。さみしいんですか、おっさんが可愛いこと言ってくれるじゃないですかぁ」
思わず横へと並んでいって肩を抱くことをしていくハーディスタであった。それをゆっくりと跳ねのけながらもこの黒いスティンガーの胸元へと飛び込んでいった。
綺麗な着地を見せた後でその足元へと並べていったものがある。それは身体中にぶら下げていた数々の工具であった。これだけのものがあれば今まで通りにやっていけば問題なく仕事はできるだろう。
技術屋であるならば道具が満足にあるならば完璧な仕事が出来なければ恥というものだろう。だからこそここは戦場だ。となれば歴戦の勇士であるサードリンが誠意をもって完遂する。
(昨日はあまりいい活躍も出来なかったからな。技術屋が戦場のど真ん中で出来ることなど限られている。だからこそあいつのためにも)
思わず上を、頭の部分を見上げてしまう。そこにあったのは整備のためにと口が開かれた状態で置かれていたどこかの東洋に伝わる異形の怪物を模したものだった。
本来であれば口の上には開閉のための金属板があるはずだが既に外されている。あまりに損傷の激しい部分であったために真っ先に行われたことだった。
「どれだけの無茶をやればこうなるのか」
部下から投げ渡された代わりの金属板を後ろ手で受け取る。そしてそれを宙に浮かせていた。
口元に問題がないことを確認していく。特に問題のあるようには見えない。あぁそういえばこの仕事は昨日のうちにほとんど終わらせたのだった。
酒の飲まずによくやると思わず過去の自分に感心してしまった。
まぁそれを思い出したのであれば後は楽なもんだ。この金属板を取り付けていけばこの頭部は………………………………。
「口腔部だけだったか。あの時はもうくたくたで作業着のままその場に寝込んでしまったのだったか」
若くないのによくやるよ。少年期では決して同世代の中では優秀とはいえなかったサードリン・デイナである。だが何故か今でも生き残ってしまいこんな戦争のど真ん中みたいな場所へと未だに立っている。
それにはどうしても自嘲気味にはなってしまう。
コックピットを開けてその中を覗いてみる。そこではやはりというか損傷など確認できるはずもない。何せこれを操縦していた馬鹿は生身では宇宙で生きていけるほどの進化を遂げてはいない。であるならば着の身着のままで飛び出していった奴がコックピットまで傷を届かせるものではない。
それを理解しているからこそ心配にもなる。少しは落ち着いた行動を取ってくれとも。ただ彼がいなければこの格納庫まで侵入してきた奴らに為すすべもなくやられて行っていただろう。
命が助かるだろうとはわかっていても痛いのも自分たちの空間を無為に荒らされるのも気に食わない。
コックピットの中を一通り確認したところで下方を向けばディスクオとハーディスタがどこからか連絡を受け取っていた。これはしっかりとした通話である。どこからであるかというのは聞いたら野暮な話であろう。
この呼び出し音が鳴ってすぐに応答をした二人であるがすぐには向こうからの音声は聞こえなかった。
気になって端末の側面をコンコンと鳴らしてみる。すると慌てた様子でこちらへと駆け寄ってくる足音が聞こえてきた。
『ごめんなさい。慌てていて、それで言わなければいけないことがあります』
などとフリオーソ・コールの妙に緊張感のある声が聞こえてきていた。それに思わず背筋がピンと伸びていたことに気づかされるハーディスタである。
『先ほどアンドロス司令や参謀本部とも相談をして今後の方針が決まりました。デルフェルスを分割してかつての戦闘母艦としてのそして完全なるその姿へと戻りますからね。目的地などは追って知らせます』
それを一度聞いただけでは理解が追いつかなくなっているディスクオとハーディスタである。
だが三度の反芻にようやっと情景を頭に浮かばせることが出来た。そして出てきた第一声がこれである。
「「正気かッ」」
もはやそれは吐き捨てるものであった。
その少し前………………………………………………………………となるがデルフェルスに存在する医務室にて誰かの寝息が聞こえていた。
「あぁあのバカはついに行きやがったか。お別れすらいえないのはホント残念だよ全く」
などと物憂げに病室のベッドにて横についた窓を眺めていたブルックリン・メイガス・ロクショウであった。
彼はふと窓を開けて外の、この建造物の中でのものだが風を入れていく。
ここには綺麗な花が咲いているなと見惚れてしまう。
「次にこのベッドに運ばれてくるのはこうして咲いている花たちが散ってしまった後かなあぁ。それとも最後の花びらが散ると同時に私も地に倒れることなのだろうな」
「馬鹿なことをいっていないでとっとと仕事に復帰してください。こっちは忙してたまらんのですよ」
などとタブレット端末をブルックリン・メイガス・ロクショウの頭頂部へとぶつけてしまう怖いもの知らずがいた。
ただ正確には怖いもの知らずなどではないのだが。これがどのような存在であるか常識程度あればよく実体験として知っているというだけのこと。
フリオーソ・コールはいくら何でも横暴なことは簡単にしないだろうという付き合いにおける信頼によってこういう危ないじゃれ合いだってできる。
「もう戻ってきたのか。そっちは忙しそうだな。相変わらず苦労で皴が増えてくるのが大変そうだと思わせてくれるよ」
「誰のせいだと思っているんですか。そういうなら早くここから出てきて仕事をしろといっているのに。全くじゃあ私が老けてしまって一人になったら隊長が引き取ってくれるんですよね。魔導師って寿命が長いらしいし年も取りにくいから隊長と一緒になればいつまでも若々しく」
「悪いが職場結婚はしないつもりだ。寿退社だのは面倒だとも思うし仕事を続けるにしてもこういう業務であるからして心配で心身には非常によくない」
ベッドの横で小躍りしていたフリオーソ・コールをしっかりと咎めることをしていた。片足を浮かせた状態でそれを聞いたためにバランスを崩してその場で尻もちをついてしまった。
「嫌だなぁ冗談じゃないですか。誰が隊長みたいなのと。それならもっといいのがそこらに転がってますよ」
などと笑い飛ばしていたフリオーソ・コールである。あぁこれくらいの対応をしてくれた方が落ち着く。
どうにも同性異性問わず誰かに言い寄られるのは慣れていない。私には雑な扱いの方が安心するらしい。
フリオーソ・コールの方だってこれだけの大事をここまで知らせてきたんだ。ならばからげんきの一つや二つで文句を言うほど短慮ではない。
「で、何しに来た。忙しいならこの短時間に再びこのような場所を訪れることもならろう」
ブルックリン・メイガス・ロクショウが鋭い視線を送ればビリっという軽い電撃が走るような感覚が飛んでくる。
それにはついつい喜びを憶えてしまうフリオーソ・コールである。あぁこの感覚が堪らない。これを間近で味わいたくて彼の傍にいるんだ。そのために必死に努力して『GOD』へとやってきて彼の一番傍まで。
だというのにその肝心の彼は私に仕事を任せてさぼってばっかり。仕事をしたかと思えば………………………………だと思ったが今回は明らかに雰囲気からして違うらしい。
「参謀本部とここで直接連絡が繋がったのでもうここでこれからの会議でもしてしまうかと」
「何を馬鹿なことを。超が付くほどの長距離通信など容易く行えるものではないはずだ。本国との通信などままならないとこなど常識であるだろうに。そんなことが出来るならどうして昨夜あの場で使わなかった」
その問いに対しては臆面もなく答えるフリオーソ・コール。
「どうしてって。必要ないかなって」
「はぁ。じゃあどうして今になってやっているんだ。わざわざこんな………………」
ふとブルックリン・メイガス・ロクショウの頭に一つの考えが浮かんできていた。そしてすぐに行動へと移すことにしていた。
「わかった。どうせこの時間なら皆起きているだろう。それなりの面子を集めてから仮にもしっかりとしたもので臨まなければ」
掛けてあったジャケットを取ってすぐに着替えていく。もうやることはわかっている。隣で寝ていたあいつは振り向いてもそこにはいない。
「それなりって一体、昨夜のモノも人数を限定した者でしたけど」
「じゃあそれよりも少なくていい。時間が惜しい」
着替えが終わったところで部屋から出ようとドアを開ける。そこには今回の治療を担当した年若いドクターであった。
「もう行ってしまうんですか。聞いていた通りどこまでも無茶が過ぎますね」
「引き留めないのか。こんな重傷を負ったのを飛び出していくことを」
彼が意外にもさっぱりとした態度で見送っていくのが気がかった。昨日はあれほど心配してくれたのに。この変化には流石に驚きを隠せそうにはない。
「心配ですよ、勘弁してほしいとも思いますよ。それでも先輩からは付き合うだけ無駄だと。甲斐甲斐しく世話をするのは自分の役目ですと言われてしまいましてね。こうなれば生きて帰ってくれば上々なのだと知らされたわけですよ」
つまりはそうそうに諦めてしまったというわけか。なんというか情けないというのか、それともさっぱりとした性格なのかはたまたどれだけ傷を負っても自分が直してやるとでも思っているのか。
この年でよく言うよ。
「だったらお前の言う先輩にもお前さんにも面倒を掛けないようにしなければな。先生お世話になりました」
などと言い残してジャケットに袖を通してこの場を立ち去っていった。それを冷たい視線で追いかけてしまう。
「………………………………………………碌なものではないな、やはり軍人というのはこれだから。好き好んでここにいる自分も大概か」
背伸びをしながらも腕を回して気合を入れる。そしてふと気になって出ていったばかりの彼がいた病室へと入っていく。そこにあったのは木の棒であった。それも皮を刃物で削った後と思われる状態でベッドへと立てかけていた。
これには流石に疑問符を浮かべなければやっていられない。そして次に浮かんだ一言がこれであった。
「………………………………これは特別あの男が可笑しいのか」
しばらく彼はその場に立ちすくんでいたらしい。
アンドロスには『大事な話がしたい。仕事の』とだけメールで先に伝えておいた。これでどのような反応をしているかは分からないが重要なことであるのは想像がつくだろう。寧ろ仕事で重要でない話をなんてそれの方が想像がつきにくいが。
そんなこんなで空いていた会議室の一つを使わせてもらうことにした。
そこには既に想定していた人物の多くが存在していた。
「遅い。言い出しっぺが一番後なのってなっていないんじゃないのか」
などといっているのはラルク・リンクである。このような場所を設けるのであれば当然彼の存在も必要だろう。
「そうはいっても大怪我負った後の人間に無茶をいうんじゃない。一応日付が変わって少しは落ち着いてきたが仕事は増える一方だ。早めに済ませようか」
「そうはいうがさぼってばっかだろ。少しは働いてくれ」
などとやり取りを交わしているのはアンドロスとフィンの二人だ。ナゼこの場所にフィンを連れてきたのかは分からないがそういう思惑は実際にやってみなければ答えは出ないか。
そんな中でドリンカーが手を叩く。自然にそちらへと注目が集められていた。
「さてさてこうして無駄話をしている暇などないでしょう。早くその参謀本部と繋いだ端末をここに出して」
その優し気な瞳の青年がテーブルを叩いて示していた。いわれる通りにフリオーソ・コールは持っていた端末を立ち上げていき通信を入れる。
「さてとこれで始められる。緊急会議だ、文字通りのな」
ブルックリン・メイガス・ロクショウのこの言葉によって簡易の会議がいきなり始まっていった。
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