パタポン
北「歩くのに疲れました」
東「だから言っただろ、車で行こうぜって」
北「でも恵梨香さんからの指示があれば歩きますよ。ほら、指示してください」
東「逆指示厨か?」
北「逆指示って言葉、薬師寺と似ていておもしろいですね」
東「そんなのはいいんだよ。ほら歩けって」
北「進むコマンドは□□□◯です」
東「お前はパタポンじゃねぇだろ」
北「タイミングよく入力しないとフィーバーが終わってしまいますよ」
東「はいはい、パタパタパタポン。これでいいか?」
北「流れ作業ですね。流してますよね。彼女とのやり取りを、流し素麺の如く」
東「タテラーゼで△△□◯ってやってるからその手の精神攻撃は効かねぇんだ」
北「む、ならば✕・✕✕・✕✕しましょう」
東「誰に電話するんだよ。電話のことをショカーンだと思ってんのかよ」
西『もしもし、どしたの』
北「今ですね、歩くのに疲れていまして……迎えに来てくれませんか?」
東「面の皮どうなってんだよお前」
北「電話中は静かに、ですよ」
西『え〜、今から? 2時間くらいしたら行けると思うけど』
北「じゃあそれでお願いします。場所は後からは送りますね」
西『はいはーい』
北「これで解決ですね。ショカーンは便利です」
東「あいつめちゃくちゃいい奴だな……文句言わなかっただろ」
北「わたしたちと友達になってる人がいい人じゃないわけないじゃないですか」
東「そう言われると何も言えねぇな」
北「とりあえずそこら辺の店に入って時間潰しましょう!」
東「歩きで来てるからそこら辺の店がないんだよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます