中「コップに水が入っている。少しずつ少しずつ水が注がれていく」

西「何の真似ですか」

中「いいから目を瞑って考えてみてよ。コップがいっぱいになったら教えて」

西「…………、いっぱいになりました」

中「結構短かったね」

西「何ですか、本当に」

中「私なりの心理テストみたいなものだよ。なんとなくその人の人となりがわかるの」

西「勝手に自分の形を測られるのイヤなんですけど」

中「まあまあ、君と私の仲じゃない」

西「私は気を許した覚えはないですよ」

中「またまた、そんなこと言っちゃって」

西「いや、割と本気で完全に気を許しているわけじゃないです」

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