打ち上げ
東「文化祭も終わりか」
北「東さんはぶつくさ言いながら楽しんでましたよね」
東「一般生徒たちが苦労して作り上げたものをひたすら享受するのは実に最高の娯楽じゃよ」
西「その割に片付けもきちんと手伝ってたからちょっと笑っちゃったな」
東「おい、そういう裏の事情は見ても話さないのがお約束だろ」
中「打ち上げがここっていうのが君たちらしいよ。はいこれ、サービス」
西「ありがたく貰いますけど、こんなことして経営大丈夫なんですか?」
中「大丈夫だからやってるんだよ」
東「私たち以外の客、数えるほどしか見たことないけどな」
北「確かに心配になります」
中「言ってなかったっけ、本業は別だよ。喫茶店は趣味」
東「あ~いいな。私も『喫茶店は趣味でやっててぇ』って言いたいわ」
中「すんごい刺々しい言い方だね……」
東「でも趣味ってだけでこんな居心地がいい場所作れるってすごいっすよ」
北「わたしたち以外にウケが悪いのはご愛嬌というやつですね」
中「ご愛好してくれてありがとうね」
西「中城さんまでくだらないシャレを言い出したら終わってしまうのでやめてください」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます