第41話 宿敵クリンゴンの出現

#スタートレック #カペラ人 #マッコイ #エンタープライズ #カーク船長


主人公 カーク船長  脇役 皇帝の妻(出産間近)



印象に残ったセリフ


女のカペラ星人が果物を持って来る。


マッコイ「武器を渡したから、我々に敵意がないとわかったようだな。もてなしをしてくれているんだよ(女、果物を差し出す。カークが女に手を出そうとする)(マッコイは激しく) やめろ! この星では、女に手を触れたら最後、親族の男に殺されるんだ。これは戦いを仕掛けるワナだ。カペラ人は愛より戦いが好きだからな」








ストーリー


貴重な鉱物資源発掘権獲得の交渉のため惑星カペラ4号に向かったカークたち。しかし、クリンゴンの使者・クラスが先に来ており、カペラ4号の皇帝アカアーを、皇帝の部下マーブと共謀して殺害、地球軍に戦いを挑んでくる。カークたちは皇帝の身重の妻エリンを守ろうと決意する。




感想(ネタバレ注意) 



カークは法律を教える、と皇帝に約束します。「互いに侵略せず、共存共栄する、これがクリンゴンと違うところです!」

スタトレの世界は、ほんとうに理想社会ですね。

侵略しないで共存共栄……。

国家は拡大しなければ衰退する、という論を述べている人に聞かせてやりたい(笑)



この話の見どころは、皇帝の妻エリンに触れたドクターの

「女たらし」能力でしょう。

カーク船長が「たらし」ているのは、いつものことだけど

ドクターがねえ。エリンをねえ。うーん。びみょー(爆笑)



触れるなというエリンの腹に触れ、妊娠状況を見極めるドクター。

その能力に感動するエリン。

そして、彼以外には触らせなくなるという行動の変化も

見どころですが、



1番おもしろいところは、「赤ん坊は夫のモノ」と言うエリンに、

もちまえの正義感から、ドクターが、

「こう言うんだ、赤ん坊は私のモノ! 私のモノ!」

と必死で言うのを、エリンが、弱々しく、

「わかったわ。赤ん坊はあなたのモノ」

と答えるシーンでしょうか。



このときの、あわてふためいたドクターの顔ったら!

なんとか誤解を解こうと焦って、

「違うってば!」

と訂正しても、長い習慣で赤ん坊の所有権がないエリンの感覚にはなじめない。




このことでわかるように、ばかばかしい習慣でも、いちど染まってしまうと

そこからは、なかなか抜け出すことは難しいってことですね。

マッコイは、この惑星の風習や習慣などにくわしいくせに、

その辺のことを失念しているところが可笑しい。



そうして宿敵クリンゴンとの対決。

地球人は3人いるのに、クリンゴンはひとり。

宿敵というわりには多勢に無勢ですね。

クリンゴンはなにを考えているのやら。





けっきょく、内政干渉をしたうえに、惑星の歴史に名を残すことになる

マッコイとカーク船長。

権力争いと資源争奪戦の末に、敵側のマーブもほろんでしまった。

エリンが権力を握ることになったけど、

大丈夫なのかなと心配です。






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