シーン(2-2)

【タビサの話を聞いてくれ】

タビサにそっけなくされて凹むビル。

タビサの親友のレイチェルに話を聞いてくれるように頼む。


◯『チムニー・スウィープス』受付窓口(夕方・くもり)

BGM クリスマスっぽい曲


ビル「レイチェル、もう帰るのか?」

レイチェル「今日はデート!」

レイチェル「いきなり大事な話があるって言われてね。たぶん、別れ話」

レイチェル「で、何?」

ビル「……タビサの機嫌を悪くさせてしまって、だな……」

レイチェル「珍しい。あんたら、めったに喧嘩しないのに」

ビル「すまない」

ビル「クリスマスの前だったら、いつでもいい」

ビル「俺の何が悪かったのかこっそり聞いてきてくれないか?」

ビル「実は、クリスマスの次の日、タビサの誕生日にプロポーズをしようと思ってるんだ」

レイチェル「OK。今日、ディナーにでも誘うよ」

ビル「……いいのか?」

レイチェル「あたし、親友より優先することはないの」

レイチェル「そのかわり! 今度、ランチ奢ってよ」

レイチェル「それから、あんたはプロポーズが失敗したときのことでも考えときな」

ビル「縁起でもないことを言うな」

レイチェル「どうせ失敗しないから!」

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