ボイスドラマ「サンタクロースとラブレター」

場面設定(3-1)

いつ

12月(クリスマス直前) 晴れ(気候)

午前中

どこで

『チムニー・スウィープス』

(レイチェル、ビル、ジョルジョが働く会社)

受付窓口

だれが

レイチェル

何を

仕事(受付業務)

なぜ

仕事だから。

レイチェルは、本当は配達部門に配属されたかったが、配属されたのは受付部門・受付窓口担当だった。しかし、サンタクロース業務に少しでも携われるのならと、ある意味惰性で今の仕事を続けている。

どのように

サンタサービスの受付で働くレイチェルは、毎日やってくるお客様への対応に辟易していた。

「お子様に申し込み用紙のほうを渡していただき、欲しいプレゼントを記入後、専用のポストに投函してください」

「サンタサービスは有料となっておりまして……」

「プレゼントの代金とサービス料金がお客様の口座から引き落とされます」

「お子様が注文されるプレゼントはお客様の意に沿わないものである可能性もございます」

「プレゼントの返品・交換は専門の窓口にお問い合わせください」

「昨年以前のプレゼントの返品・交換、または代金の返金などは致しかねます」

……と、同じ台詞を繰り返している。

それでも転職を考えないのはこどもたちの笑顔が見たいから。

レイチェルは今日もいつものように昼業務を終えて、ランチタイムを過ごす。