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『やあ、初めまして。僕は菖蒲』


『…紫苑。よろしく、転校生』


『釣れないなぁ。菖蒲って呼んでよ』


『君が馴れ馴れしいんだ。

大体、何で僕の所に?

女の子は、女の子同士で話した方が良い』


『やだな、僕は君と話したかったんだ。そこに、男女は関係ない。それとも、僕と話すのは、嫌?』


『そんな事は、ないけど…』


『だったら、紫苑。僕と友達になってよ』


『君と?』


『うん。絶対に、退屈はさせない。約束する』

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