グエル「ゆるキャンを観た経験が、ここで活かせるとはな」

(機動戦士ガンダム 水星の魔女 2022年11月6日 第6話「鬱陶しい歌」視聴後)


 グエル、まさかの宿無しに転落。

 それでも株が上がるとは、本当に珍しいキャラだ。


 という訳で、今回は「キャラの待遇悪化ランキング」

 ランキングと言っても、順位は付けずに列挙するだけ。



ジョブ・ジョン(機動戦士ガンダム)

 誰それ?

 と、ガンオタを名乗る者でも半数以上が忘れ去っている、モブの中のモブ。ザ・モブ。

 ホワイトベースの、予備パイロットです。

 まだ首を傾げている?

 ガンペリーを操縦してガンダムを運んだり、ガンタンクのサブパイロットをしている、金髪のモブキャラです。

 劇場版ククルス・ドアンの島を観た方なら、「ああ、あの頼りになりそうな先輩キャラ?」と思い出してくれるでしょう。

 一話でアムロがブチ切れてガンダムに無許可で乗り込んで暴れるという稀代のハプニングさえなければ、このジョブ・ジョンがガンダムに乗って戦っていた、はずなんです。

 予備とはいえ、正規のパイロットです。

 そこの所は申し訳なく思っている部分もあるのか、古今東西、アムロはずっと敬語を使っています。

 ガンダムに乗っていたかもしれないパイロットが、名前すらファンに覚えてもらえないモブ扱い。

 俺は忘れないぞ、ジョブ・ジョン。

 嘘。一年の内、三百五十五日は忘れています。



ブライト・ノア(機動戦士Zガンダム)

 さて、問題です。

 ある戦争で最も派手な戦果を上げて、最終決戦でも敵の要塞に一番乗りを果たした軍艦の艦長は、戦後どの位、出世するでしょうか?


 提督?

 主要戦艦の艦長?


 はい残念でした。


 連絡船の、船長です。

 連絡船の、船長です。

 機動戦士Zガンダムの一話で、登場するのよ、連絡船の船長として。

 カミーユみたいなガンオタからは憧れの目で見られているけど、明らかに左遷されています。

 どう考えても、実績に見合わないポジション。

 そして二話目では、階級が下のティターンズの将校たちから殴る蹴るの暴行を加えられる、理不尽。

 リアタイしていた小学生の俺でも、察しが付きました。

「あ、これ、ブライト艦長がエゥーゴに来て、シャアと共闘するフラグだ」

 その後、めでたくエゥーゴに拾われて、旗艦アーガマの艦長に就任。

 待遇悪化は一時期でしたけど、強烈だったので記しておきます。



キャラ・スーン(機動戦士ZZガンダム)

 アーガマに来て大抜擢されたブライト艦長と違い、アーガマに捕虜にされて雑用係として扱き使われるという、ギャグキャラ。

 一応はネオジオンの有能な将校、なのだけれど、コメディ路線のZZガンダム(前半)ではギャグキャラ。

 ついでに、モビルスーツに乗ると狂ったテンションで味方の足を引っ張るという、文句なしのギャグキャラ。

 散り際はガンダム作品の中でも屈指の壮絶さですが、ネタバレになるので、ここでは記載しません。

 だがしかし、最悪の待遇悪化は、小説版にて。

 なんと、部下と駆け落ち。

 その後、言及されず。

 これより酷い待遇悪化も、他に見られない。



 なんだか、キリがないな。

 今回は、これだけでお終い。


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