失敗だー、この結婚はつくずく失敗だー。やっぱりもっと選ぶべきだったー。とにかく人生やり直せるなら、しっかり恋愛と結婚は別物と認識して、結婚相手にはこれだ！という確固たる条件をクリアした男性と結婚するぞ。

なんとか紙切れ一枚を提出することなく結婚生活を続けているものの、やってみてわかることは山ほどあって、今は簡単に言えば夫と真逆のタイプの男性が好みだ。

典型的ではあるけど、家族を大事にして仕事のストレスをためず、精神的にもしっかりしていて、社交的で人が集まってくるような人望のある人。何か一点でも尊敬できる部分が明確にある男性！というのにひかれる。正直ないものねだりなんだと分かってはいるものの、恋愛感情抜きにしたときに、何でこの人と結婚したのかを明確に論理的解釈をもって説明できるようにしたかった。隣の芝は青く見えるというのと同じだろうなと思ってはいたものの、なんだか、「あー誰々さんの旦那さんはこうこうでいいなー」とか、「あ、あそこにいる男性ってこんなことができるんだ素敵だなー」などと気にかかる男性はとにかく私の周りにはウヨウヨいるように思えた。私はそんな中の一人の男性と人生３つの坂のうちの一つ『まさか』を上り始めたのかもしれないし、下るのかもしれない…