ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 本節後半戦

2022/10/28 ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 第8節 Day1

●ウメハラ配信

https://twitter.com/CAPCOM_eSports/status/1585904208946962432


 前日に言っていた通り、本日はウメハラの個人配信はなし。

 夜20時からのSFLに参加するのみ。


 SFL折り返し初日の第8節、第一試合はシノビズム対グッパチ。7節までの上位2チーム同士の対決となった。

 このマッチングはSFL開始時から公開されていた日程通りなので、よくもまあこのタイミングで当たれるようになったなと。めぐり合わせを感じる。

 アウェー側のシノビズムはヤマグチを控えに回した。以下、アウェー側が出したキャラと選手に、ホーム側がかぶせた選手とキャラ。戦績も書いておく。


 ジョニィGにガチくんラシードをかぶせ、2-0ジョニィ勝利。

 藤村ルークにぷげらバイソンをかぶせ、2-0ぷげら勝利。

 ももちコーディーにどぐらベガをかぶせ、3-1ももち勝利。


 ひぐちどぐら無敗最強決定戦が前節で行われたことで、どぐらに並んでたった二人の全勝同士になったジョニィ。以前からガチくん戦の相性がやたらによく、ガチくんをして「ジョニィだけは当たりたくない」とSFL開幕戦でも言っていたあのジョニィに、ガチくんのほうがかぶせに行った。

 その結果、「これはやはり人相性なんじゃないのか」というような奇妙な噛み合いでジョニィが勝った。不安定な部分も多々あったのに、うまいことガチくんの選択と掛け違いになって機能している。

 中堅戦はぷげらがダンプカー。ルーク不利なんじゃないかと思える速度でバイソンが轢き殺して終わった。早い。強い。

 そして大将戦、「うちのジョニィを唯一の全勝にしてやりますよ」と意気込んだももちが、かぶせのどぐらベガを撃退する。これで本当にSFL全勝選手はジョニィだけになってしまった。カワノに2-0、鶏めしに3-0、ガチくんに2-0と得失点もパーフェクトで3戦3勝。「次からもっと出たいです」と意気揚々。

 なお、ももちどぐらの大将戦のカッチカチ具合もすごかった。どっちも粘るタイプなので防御が固くて試合がもつれる。後半はももちがやたら飛び込んでいたがこれも全然喰らわずにガードし続けるどぐら。

 試合後のスタッツで、対空率ももち86%、どぐら21%と数字が出たのも笑った。24回も飛ばれてるどぐら。それでも慌てずガードしてしのいでる。最終的にはしのぎきれずにももちの勝ち、そしてジョニィのオンリーワン全勝、更にはグッパチの初黒星という。8節までやってとうとう、グッパチが敗北した。


 後半は第二試合、名古屋OJA対再春館Sol熊本。それぞれが互いのホームにオフで集合しての、特殊なオンラインマッチになった。

 熊本チームは熊本に4人全員集合。名古屋チームは当初は名古屋に集まる予定だったのが都合で渋谷に変更、ナリ君だけ渋谷の会場にいないという、いまいち締まらない地元対決になった。名古屋に住んでるナリ君だけが実質本当のホームと言える。

 アウェーの名古屋はそんなナリ君を控えに回した。


 あきらキャミィにネモギルをかぶせ、2-0ネモ勝利。

 ウメハラガイルにひぐちガイルをかぶせ、2-0ウメハラ勝利。

 ふ~どポイズンにShutoユリアンをかぶせ、3-2Shuto勝利。


 ここ数日で休に候補に上がってきて名古屋を震えさせたという、ネモのギル。これがあきらキャミィにかぶせられて、誇張でなく何もさせずに勝っていった。スポンサーの偉い人が今日はどちらも近くで見ているらしく、早速のアピールにネモ成功。

 ウメハラひぐちのガイル同キャラは、かぶせた側のひぐちが「SFL折り返しでそろそろまた盛り上げたいですし、自分とウメハラさんのどっちが最強ガイルか皆さんも見てみたいでしょう?」とこれ以上ないマイクパフォーマンスで勝負を盛り上げる。強い若手は数多いが、こういう盛り上げをさらっとやれる人材はあまりいない。不遜キャラがいい感じにハマっている。プロレスファンだという、ひぐちらしい煽り。

 受けて立つウメハラは「若い子のそういうのずっと受け続けてきたんで」と静かに笑いながら受け止め、試合が始まってみると嘘のように一方的にウメハラが勝った。

 正直、最近の両者のプレイスタイルや成績を見ても、「今やひぐちのほうが最強ガイルなんじゃないの?」と思っていた。つい先週もワールドウォリアーでウメハラひぐちが当たってひぐちが勝っている。今日もウメハラが負けるかなと思っていたし、勝ったとしても「まあ同キャラだしね」といった展開になるのかと。

 そういう感じでは全然なかった。ゴリゴリに攻めてきて画面端に追い詰めるウメハラガイルと、端から出れずに息苦しいひぐち。普段の二人のプレイスタイルとは逆の立場になっている。「ケンカ売られたときだけ入るスイッチが有るのかこの人?」と戦慄しながら、ウメハラの2-0勝利を見ていた。こういうリスクマッチ、勝ちがち。

 大将戦はふ~どにShutoがかぶせに行く。かつてはユリアン対策のために「家にShuto飼ってます」とまで言われて、ボコボコにふ~どにわからされていたShuto。今回も序盤はふ~ど優勢だったが、少しずつShutoが立ち回りで勝りはじめる。

 チームとしては名古屋を応援しているのに、徐々にShutoを応援し始めてしまったし、勝ったときのひぐちとの手を取り合っての喜びようにニッコニコしてしまった。Shutoの成長すごい! 慌てて勝利を取り落とすShutoはいなくなっていた。

 名古屋対熊本は、再春館Sol熊本の勝利で幕を閉じた。


 ところで今の順位表がすごい。

 1位と2位の差も、2位と3位の差も、3位と4~5位の差も、4~5位と6位の差も、6位と7位の差もそれぞれ約30ポイントになっている。下位が一気に上に行くのも、その逆も難しそうだが、目の前の順位に関しては気を抜くと一瞬で入れ替わる。

 後半始まったばかりなのに、残り半分まったく気を抜けない。


●日記

 大統領師匠の120分公演『ザナドゥおじさん』を配信で見た。


https://twitter.com/daitouryosisyo/status/1584892695381966855


 役者が演じるストーリー重視めのコント数本をパッケージでお届けする劇団だが、今回は120分通しで一本の話。レアケース。

 後半部がわりとよかった。最後に見せたかったものに至る過程は好き。ザナドゥおじさんは良かったと思う。

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