2022/6/12 カプコンプロツアー(CPT)2022オンライン日本大会決勝

●ウメハラ配信

https://www.youtube.com/watch?v=A1EsSb38WsA

https://www.twitch.tv/videos/1501534255


 CPTベスト8決勝トーナメント、ウメハラの対戦相手はひぐち。日本最強どころか世界最強ガイル決定戦に近いマッチが、ルーザーズ一回戦で組まれた形だ。

 奇遇なことに、ポケモンカードのジュニア部門で活躍しているウメハラ選手の方も今日大会があったようで、その対戦相手の名前がヒグチだったらしい。こんなに重要なゲーム大会で、ウメハラひぐちというそれほどメジャーでもない名前同士がかぶるというのも面白い話だ。スト5の方のひぐちがこれに気づいて反応していた。

 肝心の試合内容は、接戦の熱戦で非常にいい戦い。3-2でひぐちが勝った。スキルが分かれる両者のガイル、ひぐちのスキル1を見て前に出て差し返すウメハラが印象的だったが、もしかするとこれは相手を前に出すために誘うスキル1だったのかなとも思う。ウメハラ側もスキル2を使用して間合いを詰めつつ、これを咎めようとするひぐちのサマーをすかして最大反撃を入れており、お互いスキル対策を逆手に取って動きを誘導しあっているみたいな試合だな……と勘ぐりながら見ていた。

 同キャラ戦はプランと性格と探り合いがぶつかって、毎度楽しい。


 その後、ガチくん対ときどというこれまた注目の一戦が続けて行われ、ガチくんがときどを完封。あの「絶望」のときどルークが、トパチャン直前でラシード戦も一番仕上げているであろうにも関わらず、ガチくんに3-0で負けるという衝撃。

 更にはガチくんはゆーさまネカリも3-0で倒し、先程ウメハラを下したひぐちも3-0で破り、9連勝で勝ち上がっていく。今日のガチくんの仕上がりは異常と言えるレベルで、このまま優勝するんじゃないかと皆が思った。

 だが次のももち戦で連勝にストップがかかる。次の土日にはトパチャン決勝リーグで当たるももちコーディーに、前哨戦とばかりに星を取られてしまい、そのまま1-3でガチくん敗退。

 ももちがグランドファイナルに進出する。


 トパチャン決勝メンバー以外で輝いていたのは、よっさんのジュリだった。昨年のSFLドラフト枠でも参加可能性が囁かれた強豪の一人が、ぷげらバイソンに肉薄しつつ残念ながらルーザーズ行き、ひぐちに敗れて去っていった。

 ウィナーズでグランドファイナルに残っていたのは、バイソン使いのぷげら。FAVcupでウメハラと優勝を競ったあのぷげらだ。本日ルーザーズに落とされて戦い続けているメンバーのうち、よっさんひぐちガチくんももちを直接対決で落としているのがこの、ぷげらバイソンだった。ぷげらに負けてここにいる人ばかり、その恐ろしさがよくわかる。しかもぷげらは次週のトパチャン決勝7名の中に残っているメンバーでもある。

 誰がぷげらに勝てるのか……? と言ったムードの中で、ルーザーズからグランドファイナルに進んだももち。つい先程ぷげらに負けたことでルーザーズに落とされたももちが、再度コーディーで挑んで3-0の連勝。星をリセットさせる。

 続く3先に勝ったほうが優勝というこの場面で、ぷげらはポイズンを投入。流れを変えたかったのかもしれないが、流れ変わらず。ももちがそのまま全て勝って、6-0でぷげらを倒してしまった!

 バイソンもコーディーも、ゴリゴリに火力を押し付けてくるキャラで、試合が大味に見えることもある。だがトップ中のトップのこの争いは、キャラパワーだけではないものを嫌というほど見せつけられる。

 強い人が強いキャラで強い行動をして勝つ。文句のないネジ伏せぶりで、ももちがCPTを駆け抜けた。優勝は、ももち。


 優勝後のインタビューが、海外配信の実況と解説及び視聴者に向け、通訳を介して行われた。その中でももちは、妻であるチョコブランカに関する質問を振られ、こう語っていた。


「チョコブランカは隣の部屋で試合を見ていて、ウィナーズでぷげらに負けたときには『まだ行けるよ』と応援してくれて。ルーザーズから勝ち上がってぷげらにリセットをかけた時にも、ペットのごんすけを連れてきて応援してくれて。それのおかげで勝てたのかなと。すごい喜んでくれてましたね」


 この夫婦間の良いエピソードが通訳には難しかったらしく、「すみませんもう一度お願いします」と素で聞き返されるというハプニングが発生。見てて爆笑した。世界に向けてもう一回この話するの無理だろ。

 さくっと「すごい喜んでくれてました」と話を短縮して終わった。最後の部分しか残ってない。


 ということで貴重な一度きりの日本オンラインCPT予選は、ももちの優勝。

 ウメハラ配信ではコーディーの調整とももちとのスパーリング内容から、「今年はももちの年になるんじゃないか? スト5ラストシーズンはももちじゃないか?」と噂されていたのが、現実になる第一歩。それがこの優勝なのかもしれない。

 またつい最近ウメハラは別の話の流れで、「ももちはここ最近プロ初期の頃の必死な感じが一切ないように見える。オーナーとしての役目もあるんだろうけど、プレイヤーとしての鬼気迫る感じがない」とも配信で語っていた。だがグランドファイナルの破竹の6連勝は、かつての鬼気迫るももちを彷彿とさせたように感じる。

 今、スト5で最も警戒されるプレイヤーは、ももちなのかどうか。観戦側にとっては嬉しいことに、来週すぐに答えが出る。トパチャン最後の7人による対策合戦に、CPTの勝敗で新たな側面が刻まれた。

 優勝直後の配信でももちは、「負けた側が有利。勝った側は勝っている動きを変える理由がないが、負けた側は負けた原因を詰めて変えてくることが出来る。一度負けた相手がルーザーズで上がってきた時に勝ちやすいのはこういう事」と語っていた。

 またその後、「この優勝の直後にトパチャンあるの何? この優勝を満喫できるの一週間しかない」と漏らしていた。本当。一週間で連覇を求められる環境。大変。


●日記

 週末の体調不良で弱り気味。

 日記を振り返ると週の頭から具合が悪かったのが、一度持ち直してから週末にまたダウンしている状態。

 CPTだからというのもあり、なんとかこの記録を更新して昼には少しオンラインボドゲで遊び、CPTを見てヴァンサバのアチーブメントを全部開放して寝た。遊んで休んでばかり。

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