第3話  【BLACK EDGE 其の3 頼る】

 BLACK EDGE



 著者:pirafu doria

 作画:pirafu doria



 第3話

 【BLACK EDGE 其の3 頼る】





「一応言っておく。俺も事情持ちだ。下手をすればお前よりも危険だ。それでも俺を頼るのか?」




 男は少女を脅すようにそう言った。




 しかし、少女は臆することなく。




「いえ、私はあなたを頼ることしかできないんです。ブラッドさん」




 名前を呼ばれた男は少女を警戒する。




 奴らの仲間か? いや、それとも……。




 警戒するブラッドに少女は手をあげて何もしないとアピールする。




「安心してください。私はあなたと同じ…………ドラゴンの力を入れられた人間です」




「…………っ」




 それを聞いたブラッドは衝撃を受ける。




 ドラゴンとは神話上の生き物だ。存在しない生物。まずこの世界にはモンスターなどもいない。

 そんな世界にそんなドラゴンなんていう不思議な生き物がいるはずがない。




 だが、




 ブラッドは自分の右手を見る。




 ブラッドは赤いコートをいていて、手には黒い手袋を嵌めている。そんな腕を見て、




「そうか、お前も……名前はなんて言うんだ」




 そう少女に聞いた。




「私はフェア・ハイネス。フェアと呼んでください」




 フェアと名乗った少女にブラッドは聞く。




「フェア、お前はこいつをいつ入れられた?」




「…………私は、南にある森……そこの……」




 フェアがそこまで言いかけたところで、




「見つけたぞ……」




 突如、男の声が聞こえる。




「しまった!!」




 その声を聞いた少女は焦り出す。




 ブラッドは周りを見渡すが、誰もいない。




「奴らか……」




「はい、逃げ出した私を追ってきたのだと……」




 ブラッドの前にある影から白い仮面を被った男が現れる。男は影から出てくる時、まるで水から出てくるようにゆっくりと出てきた。




「ブラッドさん!! 逃げましょう!!」




 仮面の男は手に剣を持っている。ブラッドもフェアも素手だ。このままだと危険だと思ったフェアが逃げるように言った。




 しかし、ブラッドは仮面の男を見て笑った。




 そして右手で左手を包むと、骨をポキポキと鳴らす。




「ふ、逃げる? バカ言うな。こいつから奴らの情報を聞き出す。俺の目的はそれなんだからな」




 仮面の男は影からで終えると、剣を構えた。仮面の男は黒いフードを被っており、体格がわからない。




「さぁ、準備運動と行こうか!!」




 ブラッドは仮面の男に殴りかかった。





 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 戦闘開始だ!! どのような戦闘シーンが繰り広げられるのか!?





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