令嬢の私はアイドルオタク

雨夏

第1話  私の家とハマっているもの

初めまして。私、桜井凛音さくらいりんねと言います。

私の家、桜井家は先祖代々から優秀な人材が産まれる、お金持ちの家です。それに貴族。

私が授かった能力は、社交性と可愛らしさです。……自分で言うのもなんですが。

私のお母様・桜井花さくらいはなは、目もぱっちりしていて小顔で、とても可愛らしいんです。

お父様・桜井健二さくらいけんじは、とてもカッコよく、優しく、頼りになる存在で、社交性があるんです。

……と、そんな私が今ハマっているものは。


ジャジャジャーン♩

スマホから聞こえてくる音楽。

『ダンス・ダンス・ダンス!駆け抜けていこう世界をー!』

軽やかで速やか、そして力強い歌声。

とてもきれいでいつまでも聞いていられそうです。

この声の持ち主は、アイドルグループ・『ミント』のカイくんです。

カイくんは、ミントのメインボーカルで、かろやかですみやか、力強くもある、とても素敵な歌声を持っています。

それに顔もイケメンでかっこいいし、性格もいい人。

ニコッと笑う笑顔が、私はとても大好きです。


「お母様、おはようございます!」

「おはよう、凛音。これからご飯?」


お母様にあったので、あいさつをしました。

私の家は、貴族と言っても、とても和やかな雰囲気です。

お母様もお父様も私も、とてもゆったりしているからでしょうか。

ですが、お爺さまが厳しいので、結婚相手、つまり恋愛に対してだけはとても厳しのです。


「はい、お母様もですか?」

「ええ。じゃあ、一緒に行きましょうか」


微笑むお母様は可愛らしいです。

それで、私とお母様はご飯が用意されている部屋へと歩きました。

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