騒音検査をしてもらう

 次に私が不安要素を取り除くために試みたことは、騒音による身体的ストレスからくる耳鳴りかもしれないということである。


 それも「耳鳴りに気がつくまで」にも書いたがうちの周りは本当に音が多い、その中でもやはり高速道路の目の前だということが一番大きな騒音問題であり、またこの数年、大きな車が通るたびに、家が地震じゃないかと思うほど揺れることがあるという問題である。

 まあ騒音に関してはだいぶ慣れてしまっていたので今更だったのだが、ここ数年ひどくなった振動は、近所のママ友も同じように感じていたのでそれを調べようと思ったのだ。


 まだ耳鳴りだと気がついていないときに、携帯のアプリで騒音計測というものがあり、それをいれたりしたのだが、どの程度信頼できるか不明だし、騒音や低周波を調べる人に来てもらうと結構な料金になる、だが、市役所などで騒音測定器の貸し出しをしてるところもあるという、じゃあ市役所に借りれるか聞けばいいだろうか?

 でもどこに連絡をしていいのか?


 そんなことを思っていたとき、市の社会福祉協議会なるところから”暮らしの困りごと相談会”が各文化センターで開催しますというお知らせが入って来た。

 一瞬怪しい団体ではないかと疑ったが、市でやってるみたいだし、文化センターだし、ということで、とりあえずそこに相談することにした。


 相談内容としては、最近高速道路の振動が大きくなっているということ。それと騒音を量ってもらえないかどうかということ。を聞きに行った。


 騒音に関しては、やはり市の方で騒音計測器の貸し出しをしているというので、そちらの電話番号を教えてもらった。

 ただ高速道路に関しては、市ではなにもできないので、高速道路(nexco)に連絡してくださいと言われ電話番号を教えてもらった。


 そして私はまずは市の「環境政策課・環境改善係」に連絡を入れた。

 騒音計測器の貸し出しはいま出払っているので、来週の予約ならできるということだった。

 私はそれを予約して、あと、高速道路の振動もきになるという話をした。

 でもやはり高速道路に関しては管轄外なので、役所のほうではどうにもならないということだった、ただ、振動計測器もあるというはなしなので、振動は計ってもらえることがわかった。ただそちらは貸し出しはしていなくて、直接役所の人が来て計るとのことだった。

 なので、騒音計を借りるのはやめて直接来てもらうことにした。

 そうすれば二つとも調査してくれるというので。


 ※ 資料抜粋 ※


 第1種区域…良好な住居の環境を保全するため、特に静穏の保持を必要とする区域及び住民の用 に供されているため、静穏の保持を必要とする区域

 第2種区域…住居の用に併せて商業、工業等の用に供されている区域であって、その区域内の住 民の生活環境を保全するため、振動の発生を防止する必要がある区域及び主として 工業等の用に供されている区域であって、その区域内の住民の生活環境を悪化させ ないため、著しい振動の発生を防止する必要がある区域

 ただし、都道府県知事(令第5条に規定する市にあっては、市長)、道路管理者及び都道府県公安委員会の協議により学校、病院等特に静穏を必要とする施設の周辺の道路における限度は表に定める値以下、当該値から5デシベル減じた値以上とし、特定の既設幹線道路の区間の全部又は一部における夜間の第1種区域の限度は、夜間の第2種区域の値とすることができます。


 第一種区域 昼間65デシベル 夜間60デシベル

 第二種区域 昼間70デシベル 夜間65デシベル


 ※ ※ ※


 役所の人が振動計と思われるものを設置すると、だいたい40~50前後を行き来しているように見えた、たまに車が通ると100以上に飛び上がるが、ずっとではない。

 だが計測中、私が一番大きな揺れが感じる、トラックが通ることがなかったので、その計測はできなかった。

 それに一時的に通過するものは、難しいとのことだった。特に高速道路は普通の道路より、基準が甘いという話だった。

 なので、もし高速道路になにかいうなら、近所の人にも聞いて、被害を集めるしかないと言われた。


 まあ、私は振動は半分諦めていたので、次は騒音をはかってもらう、ただ騒音もやはり訴えられるほどの数値はでてないという結果。まあそれも想定内である。

 で、最後に、モーター音みたいな音がしないか確認をする。

 役所の人は二人きてくれていたのだが、二人とも、気になるほどの音はしないとのこと、そのときたまたまどこかの家で掃除機をかけている音が聞こた程度だった。


 これで騒音は高速道路近辺に住んでる人には、当たり前の数値であるということがはっきりした。

 ここで騒音のせいで私の耳鳴りが始まった線も薄れた。そしてまた第三者によって、私の聞こえる音はみんなに聞こえる音ではないと再認識できた。


 でもここまできたら高速道路の振動についてもちゃんとはっきりさせておきたい。

 社会福祉協議会の人も電話番号調べてくれたし。

 そこで私はダメもとで、nexcoに電話をすることにした。


 長くなったので、次回に続きます。

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