君にくぎづけ

「またね」と言う君の声を聞きながら

後ろは振り返らず 片手をあげて

「じゃあ」なんて

カッコつけてみたけど……

ほんとはさ

君を抱きしめて

「今夜は帰さない」って言いたかったんだ


素知らぬふりして恋しくなるのは

いつだって僕のほうさ

きっと君はそんな僕の気持ちも知らないんだろうね


「おやすみ」と言う君の声を聞きながら

次の約束もしないで 軽く

「おぉ~」なんて

そっけない振りしたけど……

ほんとはさ

「今度はいつ逢える?」って言いたかったんだ


じらしたつもりで我慢してるのは

いつだって僕のほうさ

きっと君はそんな僕の気持ちに気づいているんだろうね


正直に言うよ

子供のようにあどけない笑顔と

髪をかき上げるしぐさ

そんな君にずっと僕はくぎづけなんだ

離したくないんだ

今日も明日も明後日も君に逢いたい

ほんとは君に触れたくてキスしたくて

たまらないんだ

ずっとずっと一緒に居たいんだ

ねぇ いいかな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る