私はチェスが弱い

 私はチェスが弱い。


 以前にルールを覚えてそのままだったチェス。今年(2020年)から本格的に挑戦してみる気になり、オンラインチェスサイトのlichess.orgに登録して対人戦を始めました。


 lichess.orgはプレイヤーの裾野が広いことで有名で、私のようなチェス初心者がたくさん登録して遊んでいます。そのためレートが同じくらいの相手には勝ったり負けたりで、試合自体はとても楽しいです。が、ひと月ほど続けて壁にぶち当たりました。


 私のレーティング(強さの基準)はこれを書いている2020年8月11日時点で1300前後を乱高下。これはチェス初心者らしい数字ですが、問題は数値より試合内容です。同じような手で時には勝ち、時には負ける。無反省に延々とそれを繰り返している自分に気づきました。指し方や発想に進歩変化がほとんど見られないのです。


 試しに他のチェスアプリで初心者設定のコンピューターと対戦をしてみると、ボロ負けです。何度やっても勝てない。明らかに向こうの手に悪手がまじっているのがわかるのに、です。


 弱い、弱すぎる、いや弱いのが問題ではない。チェスを全く理解していないのが問題だ。おそらくこれ以上このまま試合を重ねても意味がない。学ぼうとしていないのだから。


 チェスも将棋も試合を振り返るのが大事だといいます。また一人で研究に没頭するのも欠かせないとも。そういった行為を無自覚に一人で最適化しながら行えるのは本当に一握りの天才だけだと私は思います。おそらくどのようなものでもそうだとも。


 そのような天才たちでさえ師匠やお手本は存在します。逆に、凡才無才になるほど才能はもちろん環境も間違っている自覚もないのです。努力の仕方がわからない。これは天才秀才には決して理解できない世界といえるかもしれません。才覚がそこまでない人でも多くは意識しないでいい世界です。


 チェスとは全く関係ありませんが私はずいぶん前に間違った努力で手指をぶっ壊したことがあります。ほぼほぼ完治するのに10年ほどの時間がかかり、今でも無理はききません。そうすると痛み出します。


 とはいえここでやめるのは面白くない。ならどうする?


 まず試合の振り返りが必要。そしてその記憶が必要。


 私の記憶力は頼りないので外部にわかりやすい形で保存しておこう。


 その都度追加したり書き直したりすることになるから修正が容易なのがよいね。


 こんなわけで私は個人的なチェス記録を書くことにしました。チェス上達のための情報まとめも行うつもりなので、もしかしたらどなたかの役に立つこともあるかもしれません。


 さて、舐めプコンピューターに手ひどくやられたショックもこうやって書きなぐってるうちにすこしはやわらいできました。

 次からは棋譜の記録や情報まとめをおこなっていきます。



※追記


 この記事を書いてからもうすぐ一年になります。現在のレーティングはlichessのrapidで約1400です。数か月前に1500を超えたものの、スランプで1400台に戻りました。


 それでも練習の成果は自分なりにあったということなのかなと思います。



※追記の追記


 追記を書いてから半年以上経ちました。今はコンピューター対戦とタクティクスばかりやっており、対人戦はしていません。3月になったら再開するかも?

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