ノエルの館

@sandora1122

プロローグ

俺の名前は、東雲シノノメ 直斗ナオト

ごく普通の高校2年生だ。


(((お疲れ様でしたぁー!!)))


サッカー部の終わりの挨拶を聞こえてきた。

そろそろかと思い、俺は教室を後にした。

校舎を出てを出て校庭に行くと...


???「よう直斗!今日も一緒に帰ろうぜ〜」


ナオト「今日は遅かったじゃないか?」


こいつは、俺の幼稚園からの幼なじみで、大親友の、神木カミキ アズマ

顔も良くて差も高くて運動神経もよくて、おまけにサッカー部のエースだ。

頭がちょっとあれなところがあるが...

まぁ俺も人のことは言えないしいいか。

ただ、そのせいで、彼についたアダ名は、

「残念なイケメン」である。実に哀れだ。

言い換えれば、単純だけど、素直でいいヤツなんだよな。


俺たちは帰路に着いた。帰る方角までこいつとずっと一緒なんだもんな。もはや長く居すぎて、家族みたいなもんだ。


アズマ「うわぁぁー直斗ぉ、聞いてくれよー!」


ナオト「どうしたんだ?」


アズマ「こないだから俺が付き合ってたアスカちゃんいたじゃんか?俺に告ってきた後輩ちゃんだよ、話したっけ?」


アズマ「そいつがさぁ、たっったのデート1回で振ってきたんだよ!!」


ナオト「そりゃまた、なんでだよ?」


アズマ「遊園地にデート行ったわけさ?そんで観覧車にのったわけさ?」


ナオト「ほうほう、いいじゃんか」


アズマ「そんで、頂上まで行ったわけ!」


ナオト「いい雰囲気そうだな?」


アズマ「そうだろ??そんで、いい雰囲気だったから!俺!いきなりっ!!!!盛大にっ!!!!キス!!!!!!」


ナオト「いやいやいやまてまてまてまてwwwwなんでそうなるんだよwww」


なんてやつだ、こいつは!!


アズマ「しちゃったんだよねぇ〜キスキス」


ナオト「お、、おうそうか、、そんで、そのあとどうなったんだよ?」


アズマ「そしたらさ、なんか嫌がられて!ほっぺバチーンやられて!いったかったぁー。まだ痛いもん!心が!」


ナオト「なるほど...それは明らかにお前g」


アズマ「奥手な子だったのかな!仕方ない!次だな次!!!」


俺はお前を応援してるぞ...


ナオト「そうか...いい人が見つかるといいな。」


アズマ「おう、任しとけ!」


ナオト「いやなんも任せた覚えはないけどな!」



俺たちは、いつものように会話をし、

いつものように笑い合った。

こういう些細な幸せを毎日感じるのが、俺の日課になっているのかもしれないな。

そうこうしているうちに、俺たちは家についた。

学校から家までの方向は同じだ。そして、なんと家も隣だ。ほんとに驚いたもんだよな。


アズマ「いやぁ今日も疲れたなぁ!」


ナオト「そうだね...あ、そうだ」


アズマ「なんだ?」


ナオト「いや、明日からテストだなぁって。」


アズマ「え?なんてぇ?」


ナオト「いや、明日からテストだなぁって。」


アズマ「なにも一言一句繰り返すことないだろぉ!聞こえてたよ最初っから!」


アズマ「あーぁ、テストやだなぁ!まーた赤点取って補習で休み潰されるんだ!」


ナオト「まぁまぁ...勉強しろって...」


アズマ「勉強したって入ってこねーんだよぉ!!!!」


泣きながら言われてもなぁ......



???「.........」


...ん?なんだ?あれ...

人影?仮面...?暗いのでよく見えなかったが、仮面をつけた人影のようなそれは、明らかに四の背後に近づいてきた。


ナオト「おい四!後ろ!」


まずい...もうすぐそこまで来ていた...!


アズマ「....え?」


仮面をつけた男...か?


ナオト「いいから逃げろ!!!」


アズマ「お...おう...」


なにやってんだよ!!早く逃げろ!


アズマ「うわぁ!!!!ムググ......」


四は、布のようなものを口に押し当てられた。


アズマ「おい、お前の後ろにも....にげ.....」


え......?


四は眠るようにして倒れた。


そして俺も、何者かに口元を掴まれたかと思うと、次の瞬間には、

意識が遠のいていった......

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